2016-01-01から1年間の記事一覧

<涸沢カール>山行(2)〜往路のコースタイム及び同行者の発症〜

10/5の朝を迎えました。5:30起床、懸念された空模様もまずまず、薄日の差し込むなか、7:10に小屋を出発しました。以下、通過点毎の予想コースタイムと実際のラップです。明神〜徳沢(1時間)(1時間)新村橋で小休憩(涸沢カールを一望できるパノラマコースの…

<涸沢カール>山行(1)〜嘉門次小屋に泊まる〜

涸沢カールをめざすべく、勢力の強い台風18号が本州に迫ろうという最悪のコンディションのなか、10/4に上高地に入りました。参加した小規模ツアーが中止にならなかったため、ひとまず新宿からスーパーあずさ5号に乗り込み、一路松本へ。普段なら、沢渡まで自…

2016年10月涸沢トレッキング〜2万5千分1地形図を買う〜

目下、台風18号が久米島南約160キロメートルを北北西に移動中・・・・明日から涸沢カールへトレッキングへ出掛けるというのに、目的地が台風の進路上にあります。10月に入っても9月の長雨を引きずっているような空模様には本当に困ったものです。涸沢ヒュッ…

エマニュエル・トッド著『問題は英国ではない、EUなのだ』を読む

ここ数年、フランス出身の論客の活躍が目立つように思います。2014年暮れに話題になったトマ・ピケティの『21世紀の資本論』に続いて、近年、仏歴史学者のエマニュエル・トッド氏が相次いで刺激的なタイトルの著作を上梓しています。『グローバリズムが世界…

「ハドソン川の奇跡」の検証(ネタバレなし)

2009年1月15日にラガーディア空港を飛び立ったばかりのUSエアウェイズ1549便がバードストライクに遇ってハドソン川に緊急着水した航空機事故を基に制作されたのが「ハドソン川の奇跡」です。乗客・乗員155人全員が無事生還できたことから、当時、マスメディ…

「K-19」 (2002年公開)の今更ながらの映画批評

2002年に公開された「K-19」を今頃になってWOWOWで鑑賞して、いろいろ感じることがあったのであらすじと共にご紹介しておきます。見損ねたのは公開された2002年に転職したため。振り返ると長期出張があったり仕事がテンパっていたりした年は、例外なく、プラ…

第17回ワシントン条約締結国会議の行方〜激減するアフリカゾウ〜

今月24日からヨハネスブルグで第17回ワシントン条約締結国会議(COP17)が開催されます。附属書改正提案一覧を見ると、哺乳類にはじまり爬虫類や植物に至るまで、62項目もの提案がなされていることが分かります。議論の焦点は、アフリカゾウの密猟を防ぐために…

映画『エヴェレスト 神々の山嶺』で気になったこと

米国便や欧州便ともなると飛行時間は優に12時間を超えるので、機内でなかなか眠れない搭乗者にとってオンデマンドで好きな時に楽しめる映画プログラムは大変有り難いサービスです。1〜2本観てからアルコールを注文し、ほろ酔い気分で再び数本映画鑑賞すると…

ソロモン・R・グッゲンハイム美術館は見逃せない!

NY滞在の主目的をスポーツ観戦にしたため、宿泊先に近いMoMAや昨年改装したばかりのホイットニー美術館も諦め、グッゲンハイム美術館だけを訪れることに。早朝、ゆっくりセントラルパークを散策しゼイバーズのデリで腹ごしらえをしてから、目的地に向かいま…

『こち亀』の聖地亀有で第200巻を買う!

9月17日の昨日は『こち亀』の最終巻となる第200巻の発行日でした。今月4日に40年に及んだ『こち亀』の連載が終了すると知って本当に驚きましたが、とうとう『こち亀』最後の日を迎えることになりました。普段なら発売日に長男がコンビニで買ってくるところで…

「世界報道写真展2016」から見えてくる世界の姿

2014年9月から2年あまり改修工事のため閉館していた東京都写真美術館が、今月3日にリニューアル・オープンしました。リニューアルに伴い、「トップミュージアム(TOP MUSEUM)」という愛称も決まり、シンボルマークが一新されていました。ミュージアムショッ…

を訪ねて〜米国同時多発テロから15年〜

世界を震撼させた2001年9月11日から15年。当時、大手町のオフィスに出社すると、NY世界貿易センタービルに旅客機が突っ込む衝撃的なシーンがディールングルームのモニターに次々と映し出され、呆然と立ち竦んだことを今も鮮明に記憶しています。それから数年…

STRAND BOOK STORE(1)〜トートバックとペーパーバックを買う〜

今回はスポーツ観戦メインの旅行と決めていたので、マンハッタン観光は正味2日どまり。時間をとられる美術館めぐりは断念して、初めてNYを訪れる次男のためにstatue cruiseとB級グルメツアーをアレンジ。このあたりは別稿で改めて記事にすることにします。 …

メッツvsマーリンズ観戦記〜イチロー先発!〜

NY滞在中、錦織選手だけではなくマーリンズのイチロー選手もあろうことかNYにやって来ていたのです。全米OPテニス観戦の日程を調整中に、同時期に地元メッツとマーリンズの対戦カードが組まれていること知り、メッツの本拠地Citi Field(球場)のチケットも…

全米OPテニス2016観戦記(5)〜全米OP10倍楽しむために〜

錦織選手の準々決勝の相手はマレー、ジョコビッチと共に錦織選手の前に立ちはだかる巨大で険しい壁です。勝ち進むと必ずこの2人が待ち受け錦織選手の前進を阻みます。強靭な体幹とタフなメンタルがこの2人の共通項です。挑むたびに跳ね返されるぶ厚い壁に、…

全米OPテニス2016観戦記(4)〜当日券を手に入れる〜

海外でスポーツ観戦する場合のリスクのひとつに天候があげられます。ウィンブルドン選手権が行われる6月、サブコートには屋根がないため、しばしば試合が中断され翌日に持ち越されることがしばしばあります。在留邦人であれば気にかける必要もありませんが、…

全米OPテニス2016観戦記(3)〜錦織圭選手1回戦〜

錦織圭選手の1回戦が行われたのは、今年オープンしたばかりのグランドスタンド、8000人を収容できる最新施設です。大きさから云えば、センターコートのアーサー・アッシュ・スタジアム、サブメインのルイ・アームストロング・スタジアムに次ぐ3番目のコート…

全米OPテニス2016観戦記(2)〜グランドスラムのなかの位置づけ〜

全米OPテニス2014で錦織圭選手が準優勝して以降、日本人テニスファンの数は激増したように思います。我が家もその頃WOWOWと契約して、グランドスラムやATPツアーのライブ観戦を楽しむようになりました。全米OPテニスはグランドスラムのひとつで最も権威のあ…

全米OPテニス2016観戦記(1)〜チケットの手配から会場移動まで〜

先週開幕した全米OPテニスの初日(29日)に間に合うようにと8月28日に出国、同日昼過ぎにNY入りしました。この全米OPテニス観戦ツアーは、直近ではリオ・オリンピックで見事ビッグ4の一角ナダルを下して銅メダルを獲得した錦織圭選手の活躍を一目見ようと年…

フレデリック・フォーサイスが語るEU離脱の真相

今週号の週刊新潮が英国のEU離脱をめぐるフレデリック・フォーサイスの見解を報じています。大変興味深い内容だったので紹介しておきたいと思います。フォーサイスといえば、1970年代、ドゴール大統領暗殺未遂事件に材をとった『ジャッカルの日』を皮切りに…

エクスナレッジの『世界で最も美しい書店』を開いてみる

ここ数年、エクスナレッジという出版社が刊行する世界で一番美しい・・・と題したビジュアル本を本屋さんの店頭でよく見かけるようになりました。建築・インテリア分野の出版物を手掛ける「建築知識」という名の老舗出版社が、2000年に社名変更してエクスナ…

”The Monuments Men"の日本公開に寄せて

2014年に米国で製作された映画”The Monuments Men”(日本語タイトルは「ミケランジュロ・プロジェクト」)の本邦劇場公開が中止になって2年、このたびWOWOWでリリースされたのでじっくり自宅鑑賞したところです。昨年秋、一部の劇場でようやく上映されDVDも…

中央総武線「飯田橋駅」のホームが移設されてしまうのか!

昨夜、神楽坂の老舗焼鳥屋文ちゃんへ向かう途中、久しぶりに飯田橋駅で下車したら、西口に向かう長い連絡通路が封鎖されていて吃驚!最後尾の車両を出たらいきなり仮設階段が現れたので、下車駅を間違えたかと思ったほどです。西口仮駅舎から大きく回り込み…

「家を売るオンナ」が断然面白い!

TVドラマの改編時期に各局が番宣を行いますが、続けて見たいと思わせるドラマはシーズンにせいぜい1本あるかないかです。そんな熾烈な視聴率獲得競争のなか繰り返し刑事や医者が登場するドラマが製作されるのは、日常生活から乖離した世界が視聴者の関心を引…

駒形前川本店の鰻重を食す

20代の邦銀支店勤務時代、日本一の養殖うなぎ生産量を誇る一色町(愛知県)がテリトリーだったので、昼時にはよく鰻重を食べに出かけました。今や、鰻重は高級品ですが、当時はお財布のことを気にした覚えはありません。うなぎは煙と香りで食わせるという言…

NHKスペシャル「決断なき原爆投下」で知るトールマン大統領の変節

今日は長崎原爆の日。71年前の午前11時2分、B29爆撃機ボックスカーから「ファットマン」が長崎に投下されました。当初の爆撃目標は小倉でしたが天候悪化のため急遽長崎に矛先が向けられ、結果、長崎の推定人口24万人のうち14.9万人が命を喪いました。「ファ…

ポール・スミス展-Paul Smith is So Cool-

週末、上野の森美術館で開催中(〜8/23)の「ポール・スミス展HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」を覗いてきました。ロンドンのデザインミュージアムで好評を博したというポール・スミス展(2013年)がヨーロッパ各地を巡回して、とうとう東京にやってきたからで…

71回目の「原爆の日」

夜明け前から献花に訪れる人が絶えない平和記念公園、今年で71回目となる「原爆の日」がやってきました。この日、原爆死没者慰霊碑に納められる名簿に記載されたのは30万3195名。NHKの式典中継を見ながら、改めて、「核なき世界」の実現のために、我々日本人…

ポケモンGOの開発担当は米ナイアンテック社

子供たちが夏休みに入るタイミングでついにポケモンGOが日本上陸を果たしました。まずはAndroid向けに配信が始まったようですが、iOSもまもなくでしょう。世界を巻き込んだポケモンGOの開発担当は、2011年にグーグルの社内ベンチャーとして設立されたナイア…

ESTA(エスタ)認証の注意点

8月末に渡米するので、電子渡航認証システム(Electronic System for Travel Authorization:ESTA)、通称「エスタ」を使って認証を受けました。入力に要した時間は数分、14米ドルの手数料をクレジットカード決済して約1分で電子認証が受けられました。90日…