2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秋晴れの男体山(二荒山)日帰り登山

雨天の燧ケ岳登頂から丁度1ヵ月、かねてから奥日光の紅葉に彩られた男体山に登ろうと10月下旬の週末を待ちわびていました。今度ばかりは雨天は勘弁と念じていたら、当日、ほぼ快晴のなか登山口を出発することができました。数日前、天気予報が曇時々雨に変わ…

小田代ヶ原の覆水と「草原の貴婦人」

台風24号(9月30日~10月1日)による大雨は各地に甚大な被害をもたらしました。奥日光中禅寺湖でも水位が相当上がり、華厳の滝の落水量は平年毎秒1トン前後なのに、台風以降は中禅寺ダムで毎秒4トンに増やしているのだそうです。台風直後の放水に至っては55ト…

先行上映初日「日日是好日」を観て〜滋味掬すべき作品でした〜

観終わった直後に、ふっと頭に浮かんだのは「滋味あふれる」という言葉。映画「日日是好日」は、普段なかなかめぐり逢えない滋味掬すべき作品でした。豊かで深い味わいのあるこの作品は、茶道のお師匠さん武田先生を樹木希林さんが演じたからこそ、奇蹟的に…

秋、赤い実をつけるナナカマドとコブシ

先月下旬、燧裏林道をトレッキングしたとき、樹林帯でしばしば目にしたのはナナカマド。登山道で見かける至極ありふれた樹木ですが、鮮やかな紅色と深緑のコントラストは秋の訪れを象徴する光景、自然と足が止まります。同行者のIさんが道々「ナナカマドの実…

東美の美術品鑑定とマーケットメイク

一般財団法人「東美鑑定評価機構」が美術品の真贋判定に加え、基準価格を提示する事業を始めるのだそうです。母体の「東京美術倶楽部(東美)」は株式会社組織で創業は明治40年、港区新橋に立派な社屋があります。会社組織との関係が今ひとつ判然としないので…

神宮外苑のイチョウ並木はなぜ美しいのか?

東京都の木は1966年にイチョウに決まったのだそうです。候補の木は三種、イチョウ、ソメイヨシノ、ケヤキのなかから、都民の投票でほぼ半数の票を獲得したイチョウが選ばれたというわけです。次点はケヤキ、表参道のケヤキ並木も確かに美しいのですが、聖徳…

燧裏林道から三条ノ滝展望台へ(御池ロッジ前泊)

宿泊先の御池ロッジは、前日の燧ケ岳アタックには絶好のポジション。登山口に接した公営駐車場手前に専用駐車場があるため、車内に着替えや翌日の装備をデポできるという利点があります。その上、御池ロッジはホテル並みの施設でとても快適に過ごせます。強…

雨天の燧ケ岳登山〜ふたつのポイント・オブ・ノーリターン〜

9月19日、早朝4時に登山仲間Iさんと杉並区今川で合流し、尾瀬御池ロッジに向かいました。めざすは東北以北最高峰の燧ケ岳(2356m)、至仏山とともに尾瀬を代表する百名山でもあります。数日前から天気がすぐれないので、決行か中止かずいぶん迷いましたが、当…