2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

平成30年間の体験的回顧、そして「希望の轍」へ

晦日の昨日は雲ひとつない快晴。一昨日は午前中ジムで汗を流し、その足でTSUTAYAでブルーレイを借りて、さらに本屋で買い物。帰宅して新年に歳神様を気持ちよくお迎えすべく玄関アプローチの落ち葉拾い。いよいよ、年の瀬らしくなってきました。早起きして新…

佳作映画評「コレクター 暴かれたナチスの真実」

当ブログで以前とり挙げたとおり、近年、ナチスやヒトラーをテーマにした映画が次々と制作されています。第二次世界大戦を経験した人々が年々減少し、大戦中の記憶は総じて風化しつつあります。こうした記録映画の制作は、後世に悲惨な戦争の記憶をキチンと…

羽生善治27年ぶり失冠に惟う

将棋界で数々の前人未踏の記録を打ち立ててきた羽生善治竜王(48)が、第31期竜王戦第7局で広瀬章人八段(31)に敗れ、27年ぶりに無冠になったことが大きく報じられています。もし羽生竜王がタイトル防衛に成功していれば、通算タイトル獲得数100期達成という歴…

史上最大IPOソフトバンク上場の冬景色

これほど下馬評の悪かった大型IPOは近年ではジャパンディスプレイ(6740)以来でしょうか。2014年3月19日に上場したジャパンディスプレイの公募価格は900円。店頭で2000株(三菱UFJM)、ネット証券で400株の計2400株を引き受け、初値769円(公募価格比-14.6%)で…

「西郷どん」最終回に寄せて~瑛太が大久保利通を好演!~

毎年、その年の大河ドラマが終わるといよいよ年の瀬という思いをあらたにします。平成最後の「西郷どん」の前半、島津斉彬の治下、主人公西郷吉之助が脇役に退いたような印象を与える群像劇の様相を呈して、些か不満が募りました。しかし、終わってみればさ…

2019年度松竹歌舞伎会の特別会員にランクアップ!〜ランクアップに掛かるコスト分析〜

2018年の歌舞伎座は、高麗屋三代同時襲名の華やかな舞台で始まりました。年初から精力的に観劇した甲斐あって、来年(2019年度)は松竹歌舞伎会の特別会員に昇格することになりました。数日前届いたお知らせで特別会員登録を確認できました。一般会員にはこう…

「武四郎涅槃図」の世界

世田谷区岡本2丁目にある静嘉堂文庫美術館を久しぶりに訪れました。国宝天目茶碗三点の最高峰稲葉天目を所蔵することでつとに知られる美術館です。なんと言っても立地が素晴らしい。切り立った国分寺崖線の一画、岡本静嘉堂緑地にあって、戦後は手つかずの自…

フランス人にたぎる革命の血潮〜マクロン政権への不満〜

今月1日、クリスマスシーズンを迎えたパリ、しかも観光名所の凱旋門周辺で、マクロン政権に対する大規模な抗議デモが行われ、数百名の逮捕者が出たと報じられました。直接のきっかけは燃料税の引き上げだったようですが、これに限らずマクロン政権への様々な…

ラ フランス VS ル レクチェ 食べ比べ

めったにお目にかからない幻の洋梨ル レクチェが近所のスーパーの店頭に並んだので、ラ フランスと食べ比べをしてみることに。「西洋梨の貴婦人」と称されるル レクチェは明治期にフランスから導入された西洋梨。栽培が難しいので今やフランスでは生産されて…

国立新美術館のアフターはラ オリーバで決まり

ときどき、ナイトミュージアムに出かけたくなります。黄昏どきに入場して閉館時刻までじっくりアートを鑑賞する時間は、何物にも代え難い贅沢なひとときだからです。退館して夜空を見上げれば、静寂のなか幻想的な月明かりに出会えることも。先月末の国立新…

生誕110年東山魁夷展@国立新美術館

11/30(金)は国立新美術館の夜間開館日。この日は夕方から六本木に移動し、サントリー美術館で「扇の国、日本展」を観て、その足で国立新美術館に向かいました。久しぶりの美術展のハシゴ、両展覧会とも出品数が比較的少なかったので、じっくり鑑賞することが…

日本取引所グループCEOのお粗末な言い訳

証券取引所は博打でいえば胴元にあたります。カジノだってインチキな賭博が横行すればやがて客足は途絶えてしまうでしょう。取引所であれば、金融商品全般の迅速安全な取引を担保し、透明性の高い公正なマーケットを保障してこそ、はじめて存在意義が首肯で…

寺山修司展@神奈川近代文学館を振り返って

会期最終日の迫る11月最終土曜日、神奈川近代文学館へ。東急渋谷駅でみなとみらいチケットと呼ばれる当日有効の往復チケット860円を購入。片道で買うより100円お得な上、横浜高速鉄道みなとみらい線区間は乗り降り自由になります。都心から赴けばちょっとし…