「兵馬俑」 X 国民的コミック 『キングダム』

先週末、会期終了間際の『兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~』展を観に上野の森美術館へ。北京オリンピックの翌年2009年に兵馬俑坑のある西安を訪れて以来の兵馬俑との再会です。「20世紀最大の発見」とされる兵馬俑坑発見のきっかけは、井戸を掘っていた…

DVD・CDの運命 

朝日新聞夕刊に連載中のエッセイ<三谷幸喜のありふれた生活 1119>を読んで頻りに頷いてしまいました。三谷さんが大学生になった頃、ビデオが普及し始め、バイト代をはたいて最初に買ったのは『大脱走』のソフトだったそうです。当時、2万円近くしたとあり…

ビジネスマンに「ドーミーイン」が愛される理由

昨秋、津軽富士の名で親しまれる青森県最高峰・岩木山登山の前泊で「ドーミーイン」を利用しました。当初、岩木山の登山口に近い嶽温泉郷にある老舗旅館「山のホテル」(その後経営破綻)を手配していましたが、朝・夕食付きプランしかなかったのでキャンセル…

東京カテドラル大聖堂|パイプオルガンならここで聴きたい!

モーツァルトはパイプオルガンを「楽器の王様」と呼んで、自身もその演奏に親しんだと云います。モーツァルトの故郷ザルツブルグの大聖堂にはモーツァルトが弾いた欧州最大級のパイプオルガン(写真下)が残されています。彼はここで洗礼を受け後にオルガン…

初曽我に散切物

2023年は五代目歌舞伎座の開場10周年にあたります。時が経つにつれて、歌舞伎座の背後に聳え立つ29階建ての高層オフィスビル「歌舞伎座タワー」が周囲と馴染んできたように感じます。銀座4丁目交差点から昭和通りと晴海通りがクロスする三原橋交差点へ向かう…

シネマレビュー|『ゴヤの名画と優しい泥棒』 ("The Duke")

英国映画『ゴヤの名画と優しい泥棒』(2022年製作)は、1961年にロンドンのナショナル・ギャラリーで実際に起こった盗難事件に基づいて製作されたものです。盗難された肖像画《ウェリントン公爵》に因んで、映画の原タイトルは"The Duke"=公爵となっていま…

理想の花瓶|EGIZIA製フラワーベース

花を飾るとリビングやダイニングが俄然華やいで見えます。花のある暮らしには、五感を刺戟し脳を活性化させるセラピー効果もあると云われています。ですから、母の日や誕生日にかぎらず、四季折々、季節の花を活けるようにしたいものです。花のある暮らしに…

気になる機械式時計の行く末

80年代前半、クオーツ時計が時計産業を席巻し、時計の量産化やクオーツ化への対応が遅れた時計王国・スイスは壊滅的な打撃を受けました。セイコーミュージアムのHPによれば、1970年代に1600社以上あったスイスの時計メーカーは、1980年中盤には600社を割り込…

家庭用ワインクーラーの寿命

お正月にとっておきのワインを抜栓しようとダイ二ング常備の小型ワインセラーを開けたところ、ボトルがまったく冷えていないことに気づきました。コンセントの接触不良ではないかと思ってプラグを挿したり抜いたりしてみましたが、埒があきません。10年以上…

2023年大学入学共通テスト|"Enter through the narrow gate"

今年で大学入試共通テストは3回目を迎えます。共通テストの先駆け、共通一次テスト(正式名称:「大学共通第1次学力試験」)が導入されたのは1979年から。その前年は旧制度最後の受験だったので「あとがない53年度入試」と云われ、当時の高3受験生は現役合格…

シネマレビュー:『ウォーキング・ウィズ・エネミー』|枢軸同盟に加わったハンガリーの悲劇

2014年製作の4ヵ国合作映画『ウォーキング・ウィズ・エネミー』の舞台は、第二次世界大戦下のハンガリーです。エネミーとはハンガリーに侵攻したナチスドイツのことです。戦局が悪化するにつれ、ホロコーストによるユダヤ人犠牲者はヨーロッパ各国に拡大し…

グッゲンハイム美術館で入手した愛用マグカップ

1日の生活リズムを整える上で、毎日飲む数杯のコーヒーが大切な役割を果たしています。自宅であれ外出先であれ、コーヒーブレイクを至福の時間にするためなら、手間暇を惜しみません。コーヒー豆やカップ&ソーサーにも相当こだわっているつもりです。コーヒ…

谷口ジローX夢枕獏|実写を超えた仏アニメ映画『神々の山嶺』の圧倒的スケール

漫画家・谷口ジローを知ったのは『孤独のグルメ』がきっかけでした。原作(久住昌之)もさることながら、この作品をブレイクさせた最大の功労者はとことんディテールにこだわった谷口ジローであり、その作画こそコアコンテンツなのです。夢枕獏の山岳冒険小…

室内履きランニングシューズの寿命

週2回、スポーツジムに通って有酸素運動に励んでいます。ジムでは室内履き専用ランニングシューズで走りますから、泥や砂で汚れることは一切ありません。外履きに比べれば劣化のスピードが遥かに遅いはずだと決めつけて、この4年あまり、軽井沢のアウトレッ…

キャンプギアの値上げにやむなく防衛策発動!

総務省が1月10日に発表した2022年12月の都区部消費者物価指数は前年同月比4%の上昇。昨夜、発表された米国CPI(2022年12月)は前年同月比6.5%の上昇でした。こちらはエコノミストの予想通りで、上昇率(2022/6月のピークは9%超)は鈍化に転じたと見ていいで…

「年賀状じまい」に思う

小学校時代の恩師・N先生から年賀状が届いたのは松の内を過ぎてから。お身体が心配になった矢先、賀状が届いてホッとしたところです。<私は卒寿 体が動きません>と記された手書きメッセージを拝読したあと、印刷された定型文に目を落とすとこんな一文が。…

2023年に生誕100年を迎える作家|池波正太郎篇

遠藤周作(享年73)、司馬遼太郎(享年72)、池波正太郎(享年67)と並べてみました。共通項をお気づきでしょうか。今年2023年に生誕100年を迎える作家さんたちです。生年の1923年は大正12年。2022年の男性の平均寿命は81.47年ですから、令和基準に照らせば…

2023年初芝居|新春浅草歌舞伎

2023年の初芝居は3年ぶりの新春浅草歌舞伎へ。銀座線・浅草駅構内は人いきれで咽返るようでした。成人式を含む3連休に浅草を訪ねるのは初めて。浅草駅・1番出口からすぐの雷門前はいうまでもなく、会場の浅草公会堂までの道々は人また人。外国人観光客も数知…

楽天Gが個人向け社債2500億円発行へ

日本の家計金融資産構成比率(2021年)を見ると、現預金が54.7%を占めトップ、次いで保険・年金が23.4%。株式の構成比はわずか10.5%に過ぎません。株式以外の債券になると2.2%とカウントに値しない比率です。昨年12/20、日銀が実質的に金融政策を転換したため…

エゾモモンガをあしらった特製ザックカバー

日帰り登山や小屋泊で使用頻度の高いバックパックは、ミレーのSAAS FEE30+5(HT)です。使い勝手に加えて、シックなヘザー柄を気に入っています。ロングセラーだけあって身体にベストフィット、オールラウンドに使えるので機能的な欠点は見当たりません。唯一…

2023年初詣|深大寺 X 明治神宮

お正月三が日は、掃き清めたような青空が拡がり、風もなく穏やかな日和となりました。元日の午前中、調布・深大寺に初詣。午後から息子夫婦が年始挨拶に来るので、例年より早めに現地に向かったところ、駐車場も境内も比較的空いていて気持ちよくお参りが出…

大波乱の2022年株式市場を振り返る~急激な世界的金利上昇に冷え込む株式市場~

12月30日の日経平均株価終値は26,094.50円、昨年末と比べると、-9.37%の下落になりました。7月8日に安倍元首相が凶弾に斃れ、異例の再登板でアベノミクスを牽引してきた黒田日銀総裁は2023/4/8に任期満了の予定です。任期満了まで大人していてくれれば、穏…

英詩 ”Bloom where God has planted you."(『置かれた場所で咲きなさい』)

就職後、早々に会社を辞める若い人が増えています。最近、身の回りでも頻繁にこうした話を耳にするようになりました。知人の息子は30代で3社目。同級生の息子(30代半ば)は、大手広告代理店を皮切りに2度転職し、最近、起業したばかりだそうです。ふたりとも…

サントリーホールの冬の風物詩|BCJの「聖夜のメサイア」(2022)

バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)は、2001年以降毎年、サントリーホールでクリスマスコンサートを開催し今年で22回を数えます。自身、聖夜にサントリーホールに足を運ぶのは3回目になります。今年は3年ぶりに客演が復活。客席の9割方は埋まっていて16:00…

クリスマス映画のマイベスト|フランク・キャプラの『素晴らしき哉、人生!』

クリスマスが近づくと決まってテレビ放送される映画があります。今夜の金曜ロードショーは案の定『ホーム・アローン2』。この時期、子どものいる家庭には笑って泣ける『ホーム・アローン』や『ホーム・アローン2』がうってつけなのでしょう。最近はめったに…

ブルゴーニュの村名ワイン~「ニュイ サン ジョルジュ[2018] ダヴィド・デュバン」〜

行動制限が撤廃されたお蔭で、巷にコロナ禍前の賑わいが戻っています。12月に入って忘年会や会食が続きジム通いをさぼりっ放し。クリスマスが済んだら大晦日までワークアウトに精を出して何とか帳尻を合わせたいと思っています。この時期、同世代の友人は決…

クリスマスシーズンのホテル椿山荘東京ステイ

「都民割」と「全国旅行支援」を利用して都心ホテルで過ごすウィークエンドもいよいよ最終ステージ。先週末、≪アフタヌーンティー・朝食付き≫プランでホテル椿山荘東京に宿泊しました。過去3年、行動制限にマスク着用とコロナ禍に散々振り回されてきましたが…

恐るべき9歳・八代目新之助の『毛抜』

2ヶ月目を迎えた十三代目團十郎白猿襲名披露。今月は八代目新之助が史上最年少の9歳で歌舞伎18番『毛抜』に挑んでいます。新之助丈が勤める粂寺弾正は、文屋豊秀方からお家騒動の禍中にある小野家に遣わされた使者にして、小野家を乗っ取ろうと企む家老八剣…

青森県の日本百名山2座に登る|紅葉と雪景色の八甲田山篇

弘前市街から八甲田山の登山口のある酸ヶ湯温泉までクルマで約1時間半の道程。急遽決めた今回の山行スケジュールに、かなり前から手配してあった「酸ヶ湯温泉旅館」が上手く嵌って、紅葉シーズン真っ盛りの八甲田山登山・・・となる筈でした。理由はのちほど…

新刊『ファーストペンギン』を読んで~成功の鍵は<三方よし>~

日本テレビで放送された水曜ドラマ『ファーストペンギン』は、衰退著しいと囁かれる一次産業のひとつ「漁業」にフォーカスした異色の作品です。タイトルの「ファーストペンギン」とは、群れのなかにあって、天敵のアザラシやシャチが潜む大海に最初に飛び込…