2022年團菊祭|海老蔵人気に翳りなし

海老蔵丈の歌舞伎座出演は10ヶ月ぶり。前回は昨年7月の『雷神不動北山櫻』でしたから、市川宗家らしからぬ歌舞伎座離れだったわけです。最近は本業以外のプライベートで耳を塞ぎたくなるような醜聞が伝えられ、挙句の果ては松竹との不仲も噂される始末。十三…

そう来たか「地球の歩き方」(国内版シリーズ第二弾は東京多摩地域編)

海外渡航が制限されるようになって3年目、旅行代理店、航空会社、鉄道会社、ホテル、旅館等、旅行業界の主だったプレーヤーは例外なく窮地に立たされています、考えてみれば当然ですが、海外旅行向けガイドブックの需要もないに等しい状況なのでしょう。そう…

引き上げが相次ぐ米長期金利の年末見通し~ゴールドマンは3.3%に引き上げ~

昨年3月から米ドル買いに着手、投資ポートフォリオの外貨建て比率を40%まで引き上げる目標を立てました。5月の連邦公開市場委員会(FOMC)において、米国連邦準備制度理事会(FRB)は、政策金利であるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を0.75~1.00%と…

映画『1917 命をかけた伝令』で知る塹壕の正体

舞台は第一次大戦下の西部戦線。通信手段が途絶したため、2人の若きイギリス兵・スコフィールドとブレイクが最前線で戦う友軍部隊に「退却したドイツ軍の追撃を中止せよ」と伝令する任務を与えられます。1600名もの将兵の所属する第2大隊がドイツ軍の撤退と…

ブックレビュー:『スルガ銀行 かぼちゃの馬車事件』(大下英治著・さくら舎)〜救世主・河合弘之弁護士が挑んだ白兵戦〜

書名を聞いてすぐにピンときた方は、金融や不動産関係のお仕事をされている方ではないでしょうか。この事件が発覚したとき、被害者に自分自身を重ねて、自責の念にかられた方も少なからずいることでしょう。バブル期に投資用マンションを購入して痛い目に遭…

2022年GW中篇|小田急<丹沢・大山フリーパス>を使った日帰り大山詣り

先月下旬、想定外のヤマビル攻撃に見舞われた大山詣りのリベンジを兼ねて、晴天に恵まれたGW6日目、再び大山詣りに出掛けました。今回は、大混雑の予想されるGW真っ只中ですから、クルマではなく新宿駅から小田急線に乗車し、大山をめざしました。伊勢原駅バ…

2022年GW|アルペンルートの玄関口・立山有料道路が通行止めに~ツアー参加者はどうなったのだろうか?~

4月30日、JR松本駅で18時40分発のあずさ54号に乗車、予定どおり旅程を消化して帰宅しました。2日後、あろうことか、富山と長野を結ぶ「立山黒部アルペンルート」の玄関口・立山有料道路(立山町)桂台―美女平間で、落石による土砂で道路の塞がれている箇所が…

2022年GW前篇(2)|青空にこそ映える「雪の大谷」と対面!

黒部宇奈月温泉駅に戻って北陸新幹線に再び乗車、富山駅まで10分余り。時間が許せば、のんびり沿線風景を楽しみながら「地鉄」で電鉄富山駅へ移動したいところですが、駆け足の旅にそんな余裕はありません。富山駅に到着するや横殴りの雨に見舞われ、天気は…

2022年GW前篇(1)|新緑の黒部峡谷鉄道

2022年GWは3年ぶりに行動制約がなくなったので、目一杯予定を入れておきました。GW序盤は東京駅から北陸新幹線(6:28発はくたか551号)に乗車、富山に向かいました。かなり早い段階でグリーン・指定席共に完売だったので、早起きしてホームに並びなんとか自…

「火星移住計画」は現実味を帯びてきたのか?

最近、気になるニュースは宇宙に関する話題。昨年12月、ZOZO創業者前澤友作氏がロシアの宇宙船ソユーズに搭乗し、約6時間のフライトを経て国際宇宙ステーション(ISS)に到着、宇宙に12日間滞在して地球に帰還しました。宇宙に行った日本人は14人になるのだ…

JR・SUICA定期券を使ったエキナカ利用は有料だと心得よ!

JR・SUICA定期券を使って都心に通勤する息子が、無印良品で買い物をするために最寄り駅のエキナカに向かいました。SUICA定期券を使えば、入場料を支払わずに駅に入場し、買い物を済ませて出場できると思い込んでいたからです。かく言う自分も息子と同じ見解…

「大山詣り」で思わぬ受難~ヤマビルの住処(大山桜コース)に要注意~

登山を始めたばかりのSさんを伴って新緑の「大山詣り」に出掛けました。都民にとって手軽な登山と言えば高尾山ですが、神奈川県伊勢原市にある大山(1252m)も高尾山に比肩する人気の山なのです。高尾山(3つ星)には及びませんが、大山阿夫利神社からの眺…

鷹ノ巣山の教訓~「道迷い」に要注意~

先週末、本格的な登山シーズン到来前にトレーニング登山を重ねておこうと、奥多摩十座のひとつ、鷹ノ巣山(1736.6m)・日帰り登山を敢行しました。ホリデー快速おくたま1号でJR奥多摩駅まで移動、バスを乗り継ぎ、奥多摩湖から<水根沢林道>経由、山頂をめ…

聖土曜日に聴くBCJの『マタイ受難曲』(BWV244)

キリスト教徒にとってクリスマスより大切な日、それは聖金曜日から始まる3日間です。2022年の聖金曜日は4月16日(月齢で毎年変動します)。イエス・キリストが十字架に架けられたとされる聖金曜日は、米国をはじめヨーロッパの多くの国で祝日になっています…

山野草の宝庫・玉川上水(三鷹橋~むらさき橋)土手に咲く春の花

新緑の季節を迎えると、近所の玉川上水の土手は色とりどりの花で彩られます。なかでも、そこかしこで群生しているのが球根植物のハナニラ(ネギ亜科ハナニラ属)です。葉にニラやネギのような香りがするのでこの名があるそうです。接写した写真のように星形…

中学入試で出題される時事問題は相当手強い〜日本における難民申請を考える〜

日経夕刊(2022-4-5付)に、今年の中学入試で出題された時事問題が紹介されていました。新型コロナウイルスや地球環境問題は極めて身近な問題なので、小学生でも容易に正答を導けるように思いました。一方、これはかなり手強いぞと感じたのは外国人との共生を…

『名所江戸百景』2枚に描かれた「月の松」

先週、トーハクを訪れた帰り道、清水観音堂前(地図の赤三角の印)の「月の松」にソメイヨシノを加えた構図の写真を撮りました。博物館や美術館が密集する上野恩賜公園には数え切れないくらい足を運んできましたが、大混雑するお花見シーズンを無意識のうち…

ワインセラーの封印を解いて~ルチェンテ【2009年】は飲み頃でした!~

少々値の張るワインはワインセラーに寝かせて特別な日に抜栓することにしています。といっても、特別な日がそうそうあるわけもなし。衝動買いした高級ワインはとうとう家庭用ワインセラーのスペースを占拠し尽し、溢れたワインが寝室の片隅に置かれた段ボー…

3年ぶりのサントリーホール「オープンハウス」

春恒例のサントリーホール1日開放イベント「オープンハウス」(有観客)が3年ぶりに開催されました。去年はオンラインイベント「デジタルオープンハウス」でしたので、多くのクラシックファンがこの日を待ちわびていたことでしょう。小ホールではお子様向け…

日本芸術院と「マンガ」のミスマッチ

上野恩賜公園の一角に写真のような見栄えしない建物があります。これが日本芸術院です。2019年に「日本藝術院創設百周年記念展」が開催されたとき、一度だけ、入場したことがあります。恩賜賞受賞作品を含む珠玉の作品を公開とポスターにありましたが、残念…

JR青梅線・「奥多摩駅」を解剖する

4月1日の昨日はまさに花冷え。本を返却するため図書館に向かう道中、外気温は7℃前後と震えあがるような寒さでした。新年度入りしたものの、3年目に入ったコロナ禍に終息の気配微塵もなく、ロシア軍のウクライナ侵攻は依然続いています。この1ヵ月で対ドル…

愕然!「空也上人立像」フィギュア完売

トーハクで特別展「空也上人と六波羅蜜寺」が開催中です(会期:3/1~5/8)。京都・六波羅蜜寺所蔵の「空也上人立像」(重文)が東京にやって来るのは半世紀ぶりだそうです。作者は運慶の四男・康勝です。過去数度、六波羅蜜寺を拝観したことがありますが、…

お取り寄せ生牡蠣「的矢かき」に「ミニョネットソース」を合わせる

真牡蠣の旬は、身がふっくらと膨らむ3月から4月中頃までと言われています。流通革命と冷凍冷蔵技術の進歩のお蔭で、家庭でも鮮度が命の真牡蠣を食べられるようになりました。毎年、三重ブランドに認定されている「的矢かき」を取り寄せることにしています。…

ドキュメント72時間|「真冬の津軽の列車にて」~苦境を訴えるポスターが刺さる~

NHKの『ドキュメント72時間』という番組をときどき視聴します。昨年1年を通じて印象に残っているのは、京都・錦市場に隣接した小さなコーヒースタンド「びーんず亭」を紹介した6月25日の放送です。店頭では店主こだわりのコーヒー豆が販売され、1杯200~300…

あなたは完全数と素数、どちらがお好き?

クルマの希望ナンバー制度が全国で導入されたのは1999年5月。この制度を利用して初めてゲットしたナンバーは「2000」でした。千年紀(ミレニアル)ブームが澎湃として沸き起こり、当時は大人気のナンバーだった記憶があります。昨年、SUVに乗り換えたとき登…

春分の日の「奥多摩むかし道」ハイキング

3月の三連休最終日(春分の日)、前週の御前山登山に続きふたたび奥多摩へ。ホリデー快速おくたま1号に乗車してJR奥多摩駅下車、8:35発の丹波行き西東京バスに乗り継いで奥多摩湖バス停で下車するところまで、まったく同じ行程でした。お天気まで前週と似た…

シネマレビュー:『AK-47』|世界最強の銃誕生物語

旧ソ連には設計者の名を冠した銃器が数多くあります。「シモノフ」は対戦車用に開発された半自動ライフル、「トカレフ」略してTT-33は、第二次大戦中、ソ連軍制式拳銃に採用された銃器です。「トカレフ」は、密輸入され暴力団が発砲事件を起こしたりするので…

東工大|リベラルアーツ教育の正体

首都圏理系の牙城のひとつ、東京工業大学(以下:東工大)が文系教養教育に力を入れていることをご存じでしょうか。東工大の高校生・受験生向けサイトを覗くと、メディア露出度No1の池上彰特命教授が文系教養科目の授業の魅力を力説しています。その昔、大学…

武力によらない対ロシア経済制裁の絶大な効能

ロシアのウクライナ軍事侵攻を目の当たりにしながら、最強軍事大国・米国を率いるバイデン政権はウクライナへ派兵しないと公言しています。ピーク時に9万人もの兵士を派遣していた米国は、アフガニスタン撤退に20年の歳月を費やしました。ベトナム戦争以来、…

スーパー歌舞伎『新・三国志 関羽篇』が歌舞伎座初上陸

歌舞伎座に「スーパー歌舞伎」が満を持してやって来ました。1986年に三代目猿之助さんが作家・梅原猛さんとタッグを組んで始めた「スーパー歌舞伎」は、今や、古典歌舞伎の名作を凌ぐ人気演目になっています。2015年、創始者二代目猿翁(三代目猿之助)から…