2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

祝:松竹歌舞伎会ゴールド会員に昇格!~これで十三代目市川團十郎襲名披露公演が俄然楽しみになってきました~

令和元年(2019年)の幕開けは新橋演舞場の初春歌舞伎公演昼の部からでした。当日1月14日の開演30分前くらい前でしょうか、開場を待っていると会場スタッフから瓦版が配られ、2020年に海老蔵さんと勸玄君が、それぞれ13代目市川團十郎と八代目市川新之助を襲…

クロ現+「車上生活 社会の片隅で‥・」を見て

11月19日のクロ現が増大する車上生活者の実態を取り上げました。車上生活者の根城になっているのが「道の駅」だそうです。24時間無料開放されている上、トイレや給水設備が整っているのが大きな理由でしょう。関東圏の「道の駅」の3割超で車上生活者が認めら…

親子が演じる『連獅子』に勝るものなし〜十代目幸四郎 × 新染五郎〜

2019年11月吉例顔見世大歌舞伎夜の部で、十代目幸四郎 × 新染五郎の『連獅子』(河竹黙阿弥作)が上演されています。20日、歌舞伎座では初となる夢の親子競演を観て参りました。去年、京都南座の襲名披露興行でお披露目されたのだそうですが、歌舞伎座で早くも…

「判官贔屓」とスーパー歌舞伎II「新版 オグリ」

一昨日は新橋演舞場で観劇、演目はスーパー歌舞伎ll「新版 オグリ」(10/6~11/25)でした。先代市川猿之助(現:二代目猿翁)が梅原猛と組んで手掛けた「オグリ」が、28年ぶりに新解釈で蘇りました。この日の小栗判官(おぐりはんがん)は、四代目市川猿之助(…

沖縄のことば

羽田空港から石垣空港へ飛ぶ早朝便に搭乗しようと早朝起床したその日未明に、まさか沖縄のシンボル首里城の焼失のニュースを知ることになろうとは思いも寄りませんでした! 帰路、首里城に立ち寄るはずでしたが、断念することになりました。八重山諸島を含む…

中島敦展(~11/24)@神奈川近代文学館

2019年は中島敦生誕110年。明治42(1909)年生まれの作家といえば、早逝した中島敦(1909-1942)や太宰治に加え、松本清張、大岡昇平、埴谷雄高と錚々たる顔ぶれが頭に浮かびます。生誕から100年以上経つというのに、中島敦の『山月記』や太宰治の『走れメロ…

2019年秋・青山パン祭〜パンはやっぱり焼き立てが美味しいのです〜

先週末、国連大学(UNU)の中庭で年2回開催されているという青山パン祭に足を運びました。クリスマスシーズンを控えて、個性豊かなシュトレンが店先に並んでいるに違いないと思ってのことです。今年は11/16-17の2日間にわたって開催され、80店舗が出店するのだ…

シンボルツリーの植え替え〜ミモザからオリーブへ〜

週末はオリーブの樹を求めて近所の緑化センターへ。玄関先のシンボルツリー、ミモザ(銀葉アカシア)の背が高くなりすぎたせいか、度重なる台風の影響で傾いてしまい、家内が伐採を決断。代わりに常緑樹オリーブを植えることになったからです。8年間、シンボル…

ドレスナーのシュトレン その2

ドレスナー在住のSさんが現地から直送してくれたシュトレンのメーカーは、ドイツ最大のシュトレンメーカーQuendt(クヴェント)でした。2010年に商標登録されたというDresdner Christstollenは、仏ワインのように、厳しい品質規定に従って製造されています。…

本場ドレスデンのシュトレンは実に美味しいのです!

2年前、ドレスデンからやってきたドイツ人男性Sさんをボランティアでジブリ美術館にお連れしたところ、後日、大きなシュトレン(「坑道」という意味のドイツ語発音に従いました)が本国から届きました。粉砂糖がたっぷりまぶしてあっていかにも甘そうなお菓…

シネマレビュー:”The Bucket List” (2007年)

吉永小百合X天海祐希主演の映画『最高の人生の見つけ方』が上映中・・・どこかで聞いたようなタイトルだと思ったら、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン共演の同名映画(2007年)のリメイクでした。ネット上では低予算も手伝ってハリウッド版の味わ…

「天皇陛下万歳」三唱への違和感

2019年11月9日、夕刻から開催された天皇陛下即位を祝う「国民祭典」祝賀式典の最後に、伊吹文明・奉祝国会議員連盟会長による万歳三唱があり、参加者の唱和が続きました。天皇皇后両陛下が退出されるまで幾度となく繰り返された万歳三唱。この異様な光景を見…

シネマレビュー: ロングランを続ける『天気の子』(新海誠監督)

7月19日の封切り直後に観た新海誠監督(1973年生まれ)の『天気の子』、客足は依然好調で、興行収入は130億円を突破したそうです。日本映画史上、興行収入が100億円を超えた作品はわずかに10作のみ。大ヒットした『君の名は。』から3年、異常気象という身近…

八重山諸島めぐり(3/3)〜「東洋のガラパゴス」西表島のマングローブ〜

石垣島から西表島までフェリーで約40分。仲間川マングローブクルーズのチケットを大原港(おはらこう)のショップじゅごんで購入すれば、すぐにマングローブ探検に出発できます。石垣〜大原港往復乗船券とクルーズ(所要時間70〜80分)がセットになったツアーチ…

八重山諸島めぐり(2/3)〜竹富島篇〜

石垣港から竹富島までフェリーで10分。天気さえ良ければ埠頭から竹富島を望めます。石垣港離島ターミナルにはユーグレナという冠がついています。2018年4月から5年間、ミドリムシ培養を手掛ける株式会社ユーグレナがネーミングライツを取得したからです。タ…

八重山諸島めぐり(1/3)〜石垣島篇〜

石垣島は八重山諸島のアクセス拠点。八重山諸島とは、12の有人島に加え、尖閣諸島を含む無人島も含めた島嶼群のことです。面積の大きさでは、沖縄本島に次いで西表島、石垣島と続きます。人口となると、145万人の沖縄に対し、石垣市が4.9万人、西表島(竹富町…

早朝便: 羽田発石垣空港行きANA89便に搭乗するには?

国内線に搭乗するのは2年半ぶりでしょうか。九州以南か北海道以外は、車か新幹線で用が足りてしまいますからね。今回、1ヶ月の救命救急研修を終えたばかりの研修医の次男と石垣島で合流するために、2日間オフにしました。最近は、トランプ大統領の不規則発言…

ブックレビュー:『デスゾーン8848』(絶版・角川書店)

原題は”The Climb”、日本版副題はエヴェレスト大量遭難の真実。1996年5月10日、8名の登山家の命を奪ったエヴェレスト史上最悪の遭難事故の真相に迫ったノンフィクションです。20年以上前に読んだ記憶はあるのですが、残念ながら、今や本書は絶版。映画「エヴ…