2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

富士フィルム創立90周年写真展「世界の20世紀写真『人を撮る』」|群を抜く完成度=ユーサフ・カーシュの肖像写真

東京ミッドタウン六本木に「フジフィルムスクエア」と呼ばれるショールームがあります。運営しているのは六本木の本社を構える富士フィルムです。企画展をはじめ質の高い写真展が定期的に開催されるのでよく足を運びます。お隣には写真の歴史とカメラの進化…

黒澤映画のリメイク作品『生きる-LIVING』を観て

『生きる』(1952年)は、名作揃いの黒澤映画のなかでダントツのマイベストです。制作から半世紀以上を経て、ノーベル賞作家カズオ・イシグロの脚本でリメイクされたのが『生きる-LIVING』(2023年)です。長崎で生まれ幼少期に英国に渡ったカズオ・イシグロ…

スーパーリアリズム絵画の殿堂・ホキ美術館を訪ねて

ホキ美術館と聞いて心当たりのある方は、相当絵に詳しい方か美術館マニアではないでしょうか。ホキ美術館(千葉市緑区あすみが丘)は、2010年11月に開館した写実絵画専門美術館です。ディスポーザブル医療製品メーカー・ホギメディカル創業者・故保木将夫氏…

「文枝と小朝の二人会」を聴く

傘寿を迎えた文枝師匠をお祝いする落語会が各地で開催されています。昨夜、銀座ブロッサム中央会館で開催された「文枝と小朝の二人会」に足を運びました。東西落語会の重鎮ふたりが高座を務めるとあって、会場は満席でした。6月は、銀座を皮切りにあと4ヶ所…

2024年六月大歌舞伎の祝幕~襲名披露興行の愉しみ~

2024(令和6)年六月大歌舞伎が1日初日を迎え、連日、歌舞伎座で萬屋ファミリーの新しい門出を祝う華やかな舞台が繰り広げられています。 ©松竹それは、5代目中村時蔵が初代萬壽を、4代目中村梅枝が父の跡を継いで6代目中村時蔵を襲名、その息子・小川大晴(…

明月院の異名は「うさぎ寺」?

近所の玉川上水縁に紫陽花が咲き始めました。久しぶりに「あじさい寺」で知られる明月院を訪れたいと思い、先週末の土曜日、湘南新宿ラインで北鎌倉に向かいました。接続がいい時間帯だと中央線から新宿乗換えで1時間ちょっとで現地到着です。9時半過ぎに北…

屋久島3泊4日の旅(後篇その2)|10年ぶりの<ヤクシマシャクナゲ>当たり年に宮之浦岳登頂

「淀川登山口」で軽く屈伸運動をして登山開始、30分ほど歩いたらログハウスのような「淀川小屋」に着きました。前日の縄文杉トレッキングで十分過ぎるほど雨に降られたご褒美でしょうか、屋久島3日目は望外の晴天に恵まれました。梢から差し込む早朝の日差し…

屋久島3泊4日の旅(後篇その1)|10年ぶりのヤクシマシャクナゲ当たり年に宮之浦岳登頂

連日の3時過ぎ起床。ぐっすり眠っている同室のふたりが起きないよう静かに布団を抜け出して、素早く身支度を整えました。屋久島遠征のハイライトは、この日(3日目)の九州最高峰・宮之浦岳アタックです。ホテルフロントで2食分のお弁当を受け取って、駐車場…

久しぶりのテレビGI観戦|1番人気ロマンチックウォリア―が安田記念を制す

前週の日本ダービーは、ベテラン横山典弘が騎乗した9番人気のダノンデサイルが優勝。日本ダービー3勝目を飾った56歳の横山騎手は、武豊が持っていた同レースと中央競馬GIの最年長勝利記録を更新する偉業を達成しました。本命ジャスティンミランを軸に買った…

「ジクアス点眼液3%」供給ストップ

毎日、長時間PCやタブレット端末と向き合うので目薬が手放せません。以前は市販の目薬を使っていたのですが、ある時から眼科医に処方してもらうようにしました。薬剤師さんから「市販の目薬には、長期間保存できるように菌の繁殖を防ぐための防腐剤が入って…