旅の記録

歩いて登れない大室山(580m)~富士山と大室山は姉妹の関係~

気象庁は全国48の火山を対象に<噴火警戒レベル>を公表しています。例えば、東京から日帰り圏内にある浅間山は現在レベル2(火口周辺規制)ですから、火口周辺に立ち入れません。噴火警戒レベルは1(活火山であることに留意)でありながら、草津白根山は201…

GoToトラベル~沖縄篇:旧帝国陸軍第32軍司令部壕を訪ねて~

10月最終週、空路で石垣島から21時過ぎに那覇へ入り、翌朝から初めて沖縄を訪れるという家人を戦跡へ案内して廻りました。観光名所を訪ねる前に先ずは太平洋戦争末期に想像を絶する激戦地と化した沖縄の過去を肌で感じてもらいたいと思ったからです。ホテル→…

GoToトラベル~沖縄・石垣島篇その2・外食は計画的に~

2年連続で10月最終週に八重山諸島と沖縄本島を訪れました。両者が魅力溢れる観光地であることは間違いないのですが、訪問時期を見誤ると台風の直撃を受ける可能性が高いので要注意です。夏休みシーズンは家族連れが多くどこも混雑必至の上、宿泊費用も高騰し…

Gotoトラベル~沖縄篇その1・ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄ステイ~

GoToトラベルの開始は7月22日、4連休を見込んだ予想外の早いスタートでした。ところが、感染者の多かった東京は除外、ようやく予約対象になったのは9月18日正午からでした。他地域に遅れること約2ヵ月。時の官房長官菅氏の地盤(神奈川2区)で隣県神奈川県は…

従来型旅行代理店も今や絶滅危惧種〜GoToトラベルはOTAに限る〜

「実践ビジネス英語」10月号のテーマは、”Vanishing Professions”「消えゆく職業」です。すぐ思いつくのは、秘書やエグゼクティブ・アシスタント。2000年以降で150万(全体の49%)超の仕事が失われたといいます。組織のフラット化に伴い、役員(エグゼクティブ)…

羅臼岳登山の前泊は「秘境知床の温泉宿 地の涯」~詳しくレビューします~

海外旅行は当分難しそうなので、今年は未踏の地を中心に国内を旅して廻ろうと思っています。9月第1週は2泊3日の強行軍で知床半島に遠征しました。前回は厳冬期でしたが、2年ぶりの知床訪問になります。めざすは知床連山最高峰の羅臼岳と斜里岳です。お天気を…

突っ込む勿れ!日本一長い歩行者専用吊り橋「三島スカイウォーク」

箱根で1泊、翌日は日本一の吊り橋ヘ。宿泊施設のある宮ノ下から距離にして20km、車であれば30分足らずで目的地の「三島スカイウォーク」(入場料:1100円)に到着します。HPには<日本最高の富士山を、日本最長の大吊橋から。>とあります。ここで「あれ?」…

最新エクシブ客室稼働率ランキング(2020年)からRT社の今後を占う

Go To トラベルキャンペーンの迷走に加え、長梅雨の影響でこの7月の4連休は観光地どこも閑古鳥ではないでしょうか。今年の国内旅行消費額が前年比20兆円減少するという予測もいよいよ現実味を帯びてきました。たまたまリゾート会員権を所有しているので、梅…

6月23日は沖縄「慰霊の日」~沖縄決戦から75年~

6月23日は沖縄の「慰霊の日」です。75年前、3ヵ月に及んだ沖縄における日本軍の組織的戦闘が終了した日に当たります。この日の午前4時30分、摩文仁司令部壕海岸側出口において、沖縄守備にあたった第32軍司令官牛島満中将(57歳)と参謀長長勇中将(49歳)が…

「人道の港 敦賀ムゼウム」と杉原千畝

先々週の三連休は、NHK連続テレビ小説「スカーレット」の舞台信楽を訪ね、琵琶湖大橋を渡り、琵琶湖西畔から敦賀へ足を延ばしました。新型コロナウイルスの拡散でどこも閑散かと思いきや、行く先々は子供連れの観光客で賑わい普段と変わらぬ光景でした。今週…

沖縄のことば

羽田空港から石垣空港へ飛ぶ早朝便に搭乗しようと早朝起床したその日未明に、まさか沖縄のシンボル首里城の焼失のニュースを知ることになろうとは思いも寄りませんでした! 帰路、首里城に立ち寄るはずでしたが、断念することになりました。八重山諸島を含む…

八重山諸島めぐり(3/3)〜「東洋のガラパゴス」西表島のマングローブ〜

石垣島から西表島までフェリーで約40分。仲間川マングローブクルーズのチケットを大原港(おはらこう)のショップじゅごんで購入すれば、すぐにマングローブ探検に出発できます。石垣〜大原港往復乗船券とクルーズ(所要時間70〜80分)がセットになったツアーチ…

八重山諸島めぐり(2/3)〜竹富島篇〜

石垣港から竹富島までフェリーで10分。天気さえ良ければ埠頭から竹富島を望めます。石垣港離島ターミナルにはユーグレナという冠がついています。2018年4月から5年間、ミドリムシ培養を手掛ける株式会社ユーグレナがネーミングライツを取得したからです。タ…

八重山諸島めぐり(1/3)〜石垣島篇〜

石垣島は八重山諸島のアクセス拠点。八重山諸島とは、12の有人島に加え、尖閣諸島を含む無人島も含めた島嶼群のことです。面積の大きさでは、沖縄本島に次いで西表島、石垣島と続きます。人口となると、145万人の沖縄に対し、石垣市が4.9万人、西表島(竹富町…

早朝便: 羽田発石垣空港行きANA89便に搭乗するには?

国内線に搭乗するのは2年半ぶりでしょうか。九州以南か北海道以外は、車か新幹線で用が足りてしまいますからね。今回、1ヶ月の救命救急研修を終えたばかりの研修医の次男と石垣島で合流するために、2日間オフにしました。最近は、トランプ大統領の不規則発言…

現代カンボジア事情(2)〜日本の経済的援助〜

ここ数年、ニュースを賑わしたカンボジアの話題と言えば、2016年にカンボジア代表としてリオ・オリンピックにマラソン選手として出場した猫ひろしや、2018年8月に事実上カンボジアの代表監督兼GMに就任した本田圭祐選手のことを思い浮かべます。彼らは途上国…

現代カンボジア事情(1)〜入国にはVISAが必要です〜

7月中旬の3連休を利用して、ベトナム・ホーチミン経由でカンボジアに入国しました。ANAは2016/9から成田-プノンペン間で直行便を飛ばしているようですが、アンコール遺跡群のあるシェリムアップ空港へはベトナム経由で入るしかありません。成田からハノイま…

「那智の滝」はご神体だった!

今年3月下旬、初めて紀伊半島の深奥にまで分け入って、念願の熊野詣を果たしました。自宅を4時に出発、最初の目的地「熊野速玉大社」に着いたのは11時過ぎでした。車の走行距離は539km、その日は白浜まで移動しましたから、延べ650kmを走った計算です。熊野…

カンボジアのe-Visa取得に伴うトラブル対応

7月中旬のカンボジア入国に先立って、最近e-Visaを取得しました。観光ビザの種類・取得方法・費用は国によってまちまちで、海外に出かけるたびに困惑させられます。今年のGWにバンクーバー経由乗継ぎで米国入りしたときに、eTA(カナダドル7$)が必要でした。…

熊野古道(中辺路)を歩く

『世界遺産 熊野古道 とっておきの聖地巡礼』(メイツ出版)というムックを手元に温めて5年余り、この春、初めて紀伊半島の深奥に分け入り、念願の熊野古道歩きを実現しました。といっても熊野三山へと通じる熊野古道は6つもルートがあって、今回(2019年3月22…

高野山宿坊「一乗院」徹底ガイド(後編)

高野山の朝は早い。宿坊に館内アナウンスが流れる6:00までには身支度を整えておきましょう。早めに就寝したせいで5時過ぎに目が覚めましたが、決して時間的にゆとりがあるわけではありません。お手洗いや歯磨き、着替えとあっという間に30分余りが過ぎてし…

高野山宿坊「一乗院」徹底ガイド(前編)

高野山には現在117の寺院が存在し、そのなかに、参拝者や観光客が宿泊できる「宿坊」と呼ばれる比較的規模の大きい寺院が52ヶ寺含まれています。寺社仏閣の数において他を圧倒する京都でさえ、参詣者や観光客に開放されている「宿坊」は決して数多くありませ…

小田代ヶ原の覆水と「草原の貴婦人」

台風24号(9月30日~10月1日)による大雨は各地に甚大な被害をもたらしました。奥日光中禅寺湖でも水位が相当上がり、華厳の滝の落水量は平年毎秒1トン前後なのに、台風以降は中禅寺ダムで毎秒4トンに増やしているのだそうです。台風直後の放水に至っては55ト…

曼珠沙華群生地の巾着田を訪れて

旧暦9月は長月、夜が次第に長くなるので「夜長月」というのが由来だそうですが、雨が多く降る時季にあたるので「長雨月」という説の方が説得力があるような気がします。念のため、気象庁のサイトを確認してみると、今年の東京は断トツで9月の降水量が多くて3…

2018年7月-尾瀬の花、尾瀬のいきもの写真帖

夏の尾瀬はさながら自然の楽園。訪れる度に新しい発見があり、多様な植物やいきものに目を奪われます。今回は、至仏山登山で目に留まった植物やいきものを中心にマルチレンズ(TAMRON 16-300m F/3.5-6.5)で捉えた写真をご紹介します。ホシガラス〜ハイマツ樹…

炎天下の鳩待峠-至仏山ピストン

7月20日から一泊二日の行程で至仏山登山にチャレンジしました。ボランティア仲間ひとりと早朝4:20に杉並区今川のコインパーキングでランデブー、自分の車に同乗してもらい、鳩待峠から入山しました。前夜は気分が高揚していたせいか3時間程度しか眠れなかっ…

長瀞渓谷の散策(2)〜阿左美冷蔵の「天然氷」のかき氷〜

岩畳と並ぶ長瀞の観光名所は「天然氷」のかき氷で知られる阿左美冷蔵(1890年創業)さん。いつ訪れても長蛇の列が出来ていて、最低でも1時間は待たないと入店は叶いません。今回は、金崎本店ではなく寶登山神社参道の脇にある寶登山道店に向かいました。開店は…

長瀞渓谷の散策(1)〜岩畳を歩く〜

GWに日帰りで行きたい景勝地No1といえば長瀞です。あくまで我が家の話ですが・・・自宅から関越自動車道(花園IC下車)経由でわずか1時間30分という距離感が絶妙なのです。尾瀬は少し遠いので首位の座を長瀞に譲った格好です。東京人は自然に親しめなくて可…

厳冬のオホーツク海沿岸を旅する(3) 〜濤沸湖に魅せられて〜

今回の弾丸流氷ツアーのハイライトは濤沸湖(とうふつこ)でした。濤沸湖は、オホーツク海の一部が堆積した土砂の形成した砂州によって切り取られた「海跡湖」です。翌日、ロングドライブで訪れることになったサロマ湖(北海道で最大の湖)や近隣の能取湖も…

厳冬のオホーツク海沿岸を旅する(1)〜流氷なしの「おーろら号」篇〜

折しも、数年ぶりという爆弾低気圧が襲った今月2日に北海道を訪れました。地球規模で温暖化が進むと厳冬のオホーツク海の風物詩流氷も見ることも叶わないようになるのではと思い、1泊2日の弾丸ツアーに挑みました。目指したのは網走、流氷を見るならここか紋…