GoToトラベル~沖縄・石垣島篇その2・外食は計画的に~

2年連続で10月最終週に八重山諸島沖縄本島を訪れました。両者が魅力溢れる観光地であることは間違いないのですが、訪問時期を見誤ると台風の直撃を受ける可能性が高いので要注意です。夏休みシーズンは家族連れが多くどこも混雑必至の上、宿泊費用も高騰します。続く9月から10月上旬は、例年台風シーズンですから、折角の休暇が台無しになる虞があります。統計的にも経験則からも、オフシーズンに入る10月最終週あたりは晴天率が高く、おススメではないかと思っています。

今回は、沖縄本島石垣島にステイした場合の外食について考えてみることにします。ホテルの夕食はほぼ例外なくお財布に優しくないので、朝食はホテルで取ったとしても、昼食や夕食はなるべく外食で済ませたいところです。東京にいるときのような感覚でふらっと街に繰り出しても、希望するような飲食店を見つけることは至難ですから(特に夕食の場合)、行きたい飲食店があれば早めに予約を入れておくべきです。

八重山諸島観光のハブ、石垣島の人口は5万人足らず。旺盛な観光需要に対して飲食店の数は恒常的に不足しています。まして、郷土料理や地場産の魚を食べたいと思うのは誰しも同じ、人気店に行きたければ予約はマストです。沖縄本島も中心部ならいざ知らず、飲食店探しは容易ではありません。

石垣島初日の夕食はホテルから徒歩5分前後の居酒屋で済ませました。島嶼地域ではレンタカーで移動しますので、お酒を飲みたければホテルから近い場所の飲食店を選びたいところです。当日、ホテルから電話予約して18:00に入店しましたが、最後のテーブル席だったようです。来店客はひっきりなしに訪れますが、ずっと満席でスポット客はノーチャンスでした。

石垣島2日目の夕食は「予約のとれない店」の筆頭に挙げられる「ひとし石敢當店」へ。こちらはネット予約を受け付けません。旅のスケジュールが決まった直後から幾度となく電話して、ようやく必要な席を確保しました。まぐろ専門居酒屋として知られる「ひとし石敢當店」の魚の鮮度は抜群でメニューも豊富、その上ボリュームたっぷりなので感動さえ覚えました。石垣島の代表的海産物のイラプチャーアオブダイ)、ミーバイ(ハタ)、グルクン(タカサゴ)等の品揃えも豊富で大満足でした。観光地を訪れ、飲食店のクオリティの低さに唖然とさせられたことは、過去、数え切れません。こんな良心的な飲食店を知ってしまえば、他所へ行く気にはなれず、リピーターになるしかありません。

沖縄本島では、もずくや豆腐ようを注文しましたが、値段の割にボリュームが少なくてガッカリさせられました。観光地におけるコスパのいいお店探しは永遠の課題です。

最後に、「ひとし石敢當店」注文したメニューの一部をご紹介しておきます(見た目にも鮮度の良さが伝わってきます)。

*(語注)石敢當:いしがんどう。魔除けの役割を果たす石碑のこと。写真はお土産に購入した石敢當とシーサーです(←旅先ではこうしたお品が好みです)。