2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

女王アーモンドアイのラストラン〜2020年ジャパンカップ〜

一夜明けた今朝も、5歳牝馬アーモンドアイのラストランが目に焼きついて離れません。第40回ジャパンカップを最後に引退するアーモンドアイが、今年の牡牝3歳三冠を無敗で制したコントレイルとデアリングダクトを押さえて、歴史に残る華麗なるフィニッシュを…

コロナ第三波到来でも不動の一番人気は神宮外苑のイチョウ並木

先週21日の都内の新型コロナ感染者数は過去最多の539人、3日連続の500人超えとなればメディアのアナウンスを待たずとも第三波到来は明らかです。三連休初日はときおり強い風に見舞われたものの晴天でしたので、井上ひさし展鑑賞後、三密と無縁の神宮外苑へ…

映画『パリよ、永遠に』~パリの救世主はコルティッツ将軍なのか?~

いつ訪れても美しいパリの街並み。ところが、1800年代初頭のパリは、家畜が放し飼いにされ、垂れ流された糞尿で異臭さえ漂う不衛生この上ない都市でした。そんな劣悪な都市を今日の姿に変えたのは、時の皇帝ナポレオン3世とオスマン知事のふたりです。「オス…

体験的井上ひさし伝〜「没後10年井上ひさし展-希望の橋渡しする人」展より〜

3連休初日、敬愛する井上ひさしの没後10年展 を見たくて、3年ぶりに世田谷文学館を訪れました。没後30年の「澁澤龍彦 ドラコニアの地平」展以来となります。井上ひさしとの出会いは、文学作品ではなく、NHK総合テレビの人形劇「ひょっこりひょうたん島」。娯…

カルティエから嬉しいオファー:42mmパシャのフリーメンテナンス

長男の成人祝いにプレゼントした腕時計42mmパシャ(SS)(写真下)のバックルが外れやすくなったというので、カルティエ銀座ブティックに出向いて調整をしてもらいました。あらかじめ予約さえ入れておけば、待ち時間なしでスムーズに対応してくれます。予約…

実に9ヵ月ぶりのコロナ禍の歌舞伎座:『蜘蛛の絲宿直噺』

2020年は歌舞伎界における世紀のイベント「十三代目市川團十郎白猿襲名披露」公演が5月から3ヵ月にわたって開催されるはずでした。あろうことか、政府の緊急事態宣言を受け、すべての公演は中止となってしまいました(4/7発表)。外国人観光客が大勢来日する…

必見ドキュメンタリー映画:『三島由紀夫vs東大全共闘~50年目の真実~』

2020年11月25日は、三島由紀夫が陸上自衛隊東部方面総監室で割腹自殺を遂げた「三島事件」(1970年)からちょうど50年目に当たります。たまたま訪れていた友人宅のテレビのニュース速報で「三島事件」を知ったときの衝撃は今も脳裡に焼きついています。稀代の…

ジビエの季節の到来です!

10月上旬、ひょんなことから知り合った画廊主O氏と意気投合、さまざまなジビエも提供してくれる馴染みのフレンチレストランでランチすることになりました。O氏とは2回目の会食になります。メインもさることながら、デザートに目がないというO氏の期待に応え…

『グリーンブック』から『パラサイト 半地下の家族』へ~アカデミー賞作品賞の最新トレンド~

2019年のアカデミー賞作品賞受賞作『グリーンブック』は、ジム・クロウ法下の1962年、アフリカ系アメリカ人ピアニストのドン・シャーリーに運転手として雇われたイタリア系移民トニーが、黒人差別の顕著な米中西部からディープサウスへのコンサートツアー中…

ルー・デュモンのコルトン・グランクリュ2014年を抜栓

最近知り合ったばかりの同郷のワイン好きを自宅に招いて、セラーに寝かせておいたコルトン・グランクリュ(ルー・デュモン)2014年を抜栓しました。アニバーサリーや特別な日に飲もうと思って当たり年に気に入ったワインを買ってセラーにストックしておいて…

20年ぶりの韓国映画:『国家が破産する日』は金融映画における金字塔でした!(ネタバレあり)

過去観たことのある韓国映画はたったひとつ、北朝鮮工作員と韓国諜報部員の悲恋を描いた『シュリ』(1999年)だけです。韓国は訪れたことさえありません。2004年頃の「冬ソナ」ブームもまったく心に刺さることなく素通りしていました。韓国映画をことさら毛嫌…

米大統領選挙前夜~NHKスペシャル「揺れるアメリカ 分断の行方」を見て~

世界が固唾を呑んで見つめる米大統領選挙がいよいよ明日に迫りました。激戦州のひとつミシガン州を取材した直前NHKスペシャル(2020/11/1)を見て、今、アメリカで起こっている「分断」という凄まじい現実に震撼とさせられました。映像を通して見た米国の「…