2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

見逃した「ヨシタケシンスケ展かもしれない」展のリベンジ|宇都宮美術館を訪れる(後篇)

親子連れに混じってカップルや20代30代の来館者も目立ちました。開放感たっぷりのホールで出迎えてくれたのは「あいつ」の等身大のぬいぐるみです。そこを起点にふたつの展示室を見て回ります。展示室のあちこちに置かれたお茶目なポップが目を惹きます。ポ…

山本五十六記念館と「海軍甲事件」

9月下旬の3連休にスノーピーク本社(三条市)キャンプフィールドで野営。滞在中、空いた時間を使って長岡市にある山本五十六記念館を訪れました。瓦葺きの思ったよりこじんまりとした建物がめざす記念館(写真・下)でした。開館前に駐車場は満車になり、次…

米国から届いたバンクシーの切手

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻開始から1年目にあたる今年2月24日、ウクライナでバンクシーのグラフィティをモチーフにした切手が発売されました。気がついたときには完売だったので、後日、ebayで見つけて落札しました。売主から届いた封筒(下)には…

見逃した「ヨシタケシンスケ展かもしれない」展のリベンジ|宇都宮美術館を訪れる(前篇)

昨年前半、世田谷文学館で開催された「ヨシタケシンスケ展かもしれない」展(22/4/9~7/3)を見逃してしまいました。ビジネスダイアリーの隅っこに展覧会や舞台のスケジュールを書き留めておくことにしているのですが、忙しさに紛れて見逃してしまうことが度…

映画『ヒトラーのための虐殺会議』(2023)で知る「ヴァンゼー会議」の恐るべき全容

第二次世界大戦中、ナチス・ドイツが主導したホロコーストの計画は、ベルリン郊外のヴァンゼー湖畔で開かれた所謂「ヴァンゼー会議」によってその方向性が決定づけられました。たった90分のこの会議が、やがて欧州を震撼させることになるホロコーストの発端…

”Dans Dix ans”の朝食パン

吉祥寺の人気パン屋さん・”Dan Dix ans”(ダンディゾン)のパンが久しぶりに朝の食卓を飾りました。写真・上から順に、<クルスティヨン>、<あずき>、<パン・オ・ショコラ>と並んでいます。小さな角砂糖(きび砂糖)が多めのバター生地で包まれた<クル…

天覧競馬とルメール騎手

GI秋の陣が始まって5戦、4戦に騎乗したクリストフ・ルメール騎手(44歳)の戦績は秋華賞こそ3着でしたが、目下3連勝中と破竹の快進撃を続けています。ルメール騎手の大活躍のお蔭で馬券の方もこのところ絶好調です。2015年に外国人として初めてJRA騎手免許…

「難民問題」から目を背ける日本人

11月12日放送の「混迷の世紀第12回 難民"漂流"人道主義はどこへ」と題したNHKスペシャルは、あまりに衝撃的な内容で戦慄を覚えました。「難民問題」は、かつてない深刻な局面を迎えています。一方、日本の難民認定数は世界で類を見ないほど少なく、2022年の…

大人が読みたい絵本『メメンとモリ』

ヨシタケシンスケさんの初の長編絵本を買おうと近所の啓文堂を訪れました。子どもはとうの昔に成人していますから、絵本コーナーに立ち寄るのは数十年ぶりかも。人気絵本作家のはずなのに、絵本コーナーにお目当ての『メメンとモリ』が見当たりません。しば…

鳥居元忠奮戦の痕跡|伏見城遺構の「血天井」

NHK大河ドラマ「どうする家康」が佳境を迎えています。松本潤さん演じる家康が関白秀吉に頭を下げたあたりから、本来の大河らしくなってきたように感じています。第42回「天下分け目」で、伏見城留守居役を仰せつかった鳥居元忠(音尾琢真)が壮絶な最期を遂…

領土変遷に見るパレスチナの歴史

ハマスの大規模攻撃から1ヶ月、ガザの死者数は1万人を超えたと伝えられます。イスラエルによる報復攻撃によって子どもが4000人以上死亡しています。「停戦はない」と強調するイスラエル側。地中海東岸・パレスチナにおける民族間の紛争に収束の兆しは見えま…

バンクシーの絵はストリートこそ似合う

イスラエル軍とイスラム組織「ハマス」の大規模衝突から1ヶ月。パレスチナ自治区ガザ地区の保健当局はガザ地区の死者が1万人を超えたと発表しました。世界で最も有名なストリート・アーティスト、バンクシーは、幾度もパレスチナを訪れています。写真(下)…

高まる韓国語学習熱~外国語習得の意義について考える~

日経新聞夕刊(10月21日付け)が一面で韓国語学習ブームについて報じています。2021年韓国語能力試験「TOPIK」の受験者数は過去最多の40957人だったそうです。内、9割が女性で20代が53%を占めています。女性ファンの多いK-POPコンテンツが韓国語学習ブームの…