2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

アマン東京のブラックアフタヌーンティー

2015年3月にグランドオープンして以来、一度は覗いてみようと思っていたアマン東京。開業直後から数ヶ月先まで予約で埋まっていたブラックアフタヌーンティーの人気も沈静化してきたようなので、偵察に行ってきました。アマンリゾーツは今やラグジュアリーホ…

御嶽山大噴火の教訓

2年前の9月27日11時52分、突然、御嶽山が噴火して63名の登山者が命を落としました。そのうち、5名のご遺体は今も見つかってはいません。友人の後輩3人もこの噴火に巻き込まれて、帰らぬ人となってしまいました。今も噴石や火砕流・火山ガスの危険があるため…

「格差社会」について考えてみる

「3.11」以降、この国の抱える問題点を議論するTV討論会や特集が俄かに増えたように感じています。それ以前から連綿と議論されていながら、今だ解決の糸口すら見えない財政破綻懸念や年金問題に加え、少子高齢化を背景に「格差」という言葉が盛んに使われる…

秋のバラフェスタを愉しむ

秋晴れに恵まれた日曜日の昨日、半年ぶりに神代植物公園に出掛けました。春と秋に開催されるバラフェスタを毎年楽しみにしていて、ばら園コンサートが行われる日を狙って訪れることにしています。今年は国立音大卒のサキソフォン奏者のデュオがピアノ演奏を…

世界最古のシルバースミス・バーナードのティーポット

英国のディーラーから購入したバーナードのティーポットが手元に届きました。Barnard & Sonsは、ヴィクトリア女王が最初の娘を授かったとき百合の洗礼盤(リリーフォント)の注文を受けたこともある大変由緒あるシルバースミスです。1680年創業の世界最古のシ…

<涸沢カール>山行4〜涸沢モルゲンロートをついにカメラに収める!〜

2016/10/6、4時50分に起床。夜来の猛烈な風雨はひとまず治まった様子ながら、白み始めた空はどんよりと重い雲に覆われ、鉛のように暗い印象を与えます。目は閉じていたものの昨夜は2時間くらいしか眠れなかったので、頭はぼーっとしたままです。この天気では…

生誕150年展で知る「公園の父」本多静六の生涯〜その2 奇蹟の森〜

明治神宮は東京オリンピックが開催される2020年に鎮座100年を迎えます。それに先立って行われた生物調査の成果を収めた公式写真集『生命の森 明治神宮』を見ると、改めて本多静六博士の未来を見通す慧眼に感服させられます。社殿を包み込む森が育まれたお蔭…

生誕150年展で知る「公園の父」本多静六の生涯〜その1〜

本多静六博士は、明治神宮や日比谷公園をはじめ全国各地で70箇所以上の造園に携わり、日本の「公園の父」と呼ばれる立志伝中の傑物です。博士の偉業は短いブログでは到底ご紹介しきれないのですが、日比谷公園内にあるみどりのiプラザで開催中(〜10/19まで…

妻から見た漱石の私生活〜NHK土曜ドラマ『夏目漱石の妻』から〜

<夫婦は小説より奇なり>というサブタイトルに偽りはありませんでした。4回連続で放映された『夏目漱石の妻』を観て、随処で泣き笑いさせられました。ドラマが始まる前に漠然と抱いていた配役(特に漱石)への違和感は初回ですぐに払拭されました。漱石と妻…

書評:『医者とはどういう職業か』

医者や刑事を主人公に据えたドラマは枚挙にいとまがありません。交番のおまわりさんならいざ知らず、刑事となるとその実像はなかなか見えてきません。いつの世も刑事ドラマの類いが、凶悪犯罪と無縁の日常生活を送っている一般視聴者の関心をさらうのには合…

ウィーン・フィルハーモニーの夕べ〜祝:サントリーホール30周年〜

昨夜は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを聴きにサントリーホールへ足を運びました。お付き合いのあるD証券さんからご招待頂いたので有り難くお受けした次第です。そして、10月12日の今日は、サントリーホールが開場してからちょうど30年目…

<涸沢カール>山行(3)〜涸沢ヒュッテ嵐の一夜〜

涸沢ヒュッテ到着後、寝る場所が決まると、早速、パノラマテラスで一服することに。早速、1400円払って名物おでんセットを買い求めました。気温はかなり下がってきたものの、山道を7時間あまり歩いてきた甲斐あって、ジョッキで麦酒を呷れば最高な気分を味わ…

<涸沢カール>山行(2)〜往路のコースタイム及び同行者の発症〜

10/5の朝を迎えました。5:30起床、懸念された空模様もまずまず、薄日の差し込むなか、7:10に小屋を出発しました。以下、通過点毎の予想コースタイムと実際のラップです。明神〜徳沢(1時間)(1時間)新村橋で小休憩(涸沢カールを一望できるパノラマコースの…

<涸沢カール>山行(1)〜嘉門次小屋に泊まる〜

涸沢カールをめざすべく、勢力の強い台風18号が本州に迫ろうという最悪のコンディションのなか、10/4に上高地に入りました。参加した小規模ツアーが中止にならなかったため、ひとまず新宿からスーパーあずさ5号に乗り込み、一路松本へ。普段なら、沢渡まで自…

2016年10月涸沢トレッキング〜2万5千分1地形図を買う〜

目下、台風18号が久米島南約160キロメートルを北北西に移動中・・・・明日から涸沢カールへトレッキングへ出掛けるというのに、目的地が台風の進路上にあります。10月に入っても9月の長雨を引きずっているような空模様には本当に困ったものです。涸沢ヒュッ…

エマニュエル・トッド著『問題は英国ではない、EUなのだ』を読む

ここ数年、フランス出身の論客の活躍が目立つように思います。2014年暮れに話題になったトマ・ピケティの『21世紀の資本論』に続いて、近年、仏歴史学者のエマニュエル・トッド氏が相次いで刺激的なタイトルの著作を上梓しています。『グローバリズムが世界…