2020-01-01から1年間の記事一覧

我が家のお雑煮&郷土色溢れるお雑煮あれこれ

NHKの「美の壺・選」を録画して、深夜に気になるタイトルを視聴しています。「美の壺」と題するからには、絵画や陶芸など専らアートが取り上げられそうなものですが、豈図らんや番組の守備範囲は広く、衣食住を彩る美のアイテム全般が対象になっています。出…

スタバで「Venti(ベンティ)」サイズを注文する羽目に!

スタバのドリンクチケット(500円)が息子からLINEで送られてきました。どのように入手しているのか定かではありませんが、ときどきこんなLINEギフトが届きます。有り難く頂戴して、早速、最寄駅にあるスタバを訪れました。注文したのは、ドリップコーヒー(Ta…

コロナ禍、2度目の全血献血~「献血は必要火急!」~

歳の瀬を迎え、首都圏を中心に輸血用の血液在庫が逼迫しているそうです。一昨日の朝日新聞にも「コロナ禍、血が足りない」という見出しが躍っていました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で献血に協力する人が急減した4月以来、2度目となる全血献血をし…

山崎弁栄上人没後100年記念企画展を振り返って~会場は長良川画廊・東京ギャラリー~

今年もあと3日、2020年は新型コロナウイルスの地球規模の感染拡大で世界が一変した年でした。生命を脅かされるような辛い経験をすると人生観が変わるとよく言われます。戦後75年、日本が再び戦場となることこそありませんでしたが、地震や風水害は繰り返し日…

ユニクロ創業者柳井正氏の自叙伝にして最良の経営哲学書『一勝九敗』(新潮文庫)を読んで

今年、4年間の大学生活を送った街を久しぶりに訪れ下宿先だった2か所へ足を運ぶと、おんぼろアパートは立派なマンションに様変わりしていました。当時は、風呂なし・共同便所が至極当たり前の時代でした。1Rマンションに住んで優雅な暮らしを謳歌している今…

「不要不急」論への日増しに募る違和感と不快感

12月18日、フジテレビの恒例ドキュメンタリー「中村屋ファミリー2020待ってました!勘九郎 七之助 試練と喝采の幕開けSP」で勘九郎さんが明治座の3月花形公演がすべて中止と決まったとき、こう呟いたのが印象的でした。<エンターテイメントはいらない、とい…

コロナイヤー2020年の有馬記念を振り返って~「牝馬の年」を象徴するレースでした~

師走の風物詩、第65回有馬記念(中山・芝2500m)は4歳牝馬のクロノジェネシスが制覇。クロノ(母親の名前)は「時」を表すギリシア語、ジェネシスが「創世記」、さしずめ<時の創世記>、なかなかいいネーミングではありませんか。2019年のリスグラーシュに…

冬のソウルフード「おでん」が無性に恋しくなります

数年前の年の瀬、小腹が減ったので「おでん」をつまみながら一杯やろうと思い<お多幸>新宿店へ足を向けたら、すでに長い行列ができていました。外気温が10度を下回り北風が吹くような日は、冬のソウルフード「おでん」が無性に恋しくなるものです。マイリ…

コロナ禍で虜になった海外ドラマ『24-TWENTY FOUR-』

今年10月、テレビ朝日が開局60周年記念ドラマ『24 JAPAN』を制作。ところが、視聴率は低空飛行どころか回を追うごとには下がる一方で、そのお粗末な出来栄えが話題になりました。いうまでもなく、世界各国で大ヒットした米FOX社制作テレビドラマ『24-TWENTY …

GoToトラベル~鹿児島篇:<薩摩富士八景>を選ぶ

2020年掉尾を締めくくる旅先は鹿児島。過去、九州は出張で福岡(+佐賀)へ二度、プロアマ・ゴルフ大会に招かれ一度熊本へ行ったことがある程度です。10月中旬、蝦夷富士こと羊蹄山に登るつもりで渡道したのですが、冠雪のため断念。それだけに、12月第1週の…

GoToトラベル~沖縄篇:旧帝国陸軍第32軍司令部壕を訪ねて~

10月最終週、空路で石垣島から21時過ぎに那覇へ入り、翌朝から初めて沖縄を訪れるという家人を戦跡へ案内して廻りました。観光名所を訪ねる前に先ずは太平洋戦争末期に想像を絶する激戦地と化した沖縄の過去を肌で感じてもらいたいと思ったからです。ホテル→…

Gotoトラベルの唐突な一時停止に憤慨!

歳の瀬を迎え、とうとうGoToトラベルが一時停止に追い込まれてしまいました。対策が後手に回っての感染拡大ですから、一時停止はやむを得ないとしても、18日から停止とはあまりに唐突です。急転直下の方針転換と揶揄されても弁解の余地はありません。クリス…

GoToトラベル~沖縄・石垣島篇その2・外食は計画的に~

2年連続で10月最終週に八重山諸島と沖縄本島を訪れました。両者が魅力溢れる観光地であることは間違いないのですが、訪問時期を見誤ると台風の直撃を受ける可能性が高いので要注意です。夏休みシーズンは家族連れが多くどこも混雑必至の上、宿泊費用も高騰し…

Gotoトラベル~沖縄篇その1・ハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄ステイ~

GoToトラベルの開始は7月22日、4連休を見込んだ予想外の早いスタートでした。ところが、感染者の多かった東京は除外、ようやく予約対象になったのは9月18日正午からでした。他地域に遅れること約2ヵ月。時の官房長官菅氏の地盤(神奈川2区)で隣県神奈川県は…

江戸時代の生活文化を知りたければ「ニッポンの浮世絵」展へ

ファッション文化の発信地といえば原宿、そんな原宿のど真ん中に世界有数の浮世絵専門美術館があるのをご存じでしょうか。街の喧騒から少し離れたラフォーレ原宿の裏手西側にその「太田記念美術館」があります。14000点を超えるといわれる収蔵品は、元東邦生…

女王アーモンドアイのラストラン〜2020年ジャパンカップ〜

一夜明けた今朝も、5歳牝馬アーモンドアイのラストランが目に焼きついて離れません。第40回ジャパンカップを最後に引退するアーモンドアイが、今年の牡牝3歳三冠を無敗で制したコントレイルとデアリングダクトを押さえて、歴史に残る華麗なるフィニッシュを…

コロナ第三波到来でも不動の一番人気は神宮外苑のイチョウ並木

先週21日の都内の新型コロナ感染者数は過去最多の539人、3日連続の500人超えとなればメディアのアナウンスを待たずとも第三波到来は明らかです。三連休初日はときおり強い風に見舞われたものの晴天でしたので、井上ひさし展鑑賞後、三密と無縁の神宮外苑へ…

映画『パリよ、永遠に』~パリの救世主はコルティッツ将軍なのか?~

いつ訪れても美しいパリの街並み。ところが、1800年代初頭のパリは、家畜が放し飼いにされ、垂れ流された糞尿で異臭さえ漂う不衛生この上ない都市でした。そんな劣悪な都市を今日の姿に変えたのは、時の皇帝ナポレオン3世とオスマン知事のふたりです。「オス…

体験的井上ひさし伝〜「没後10年井上ひさし展-希望の橋渡しする人」展より〜

3連休初日、敬愛する井上ひさしの没後10年展 を見たくて、3年ぶりに世田谷文学館を訪れました。没後30年の「澁澤龍彦 ドラコニアの地平」展以来となります。井上ひさしとの出会いは、文学作品ではなく、NHK総合テレビの人形劇「ひょっこりひょうたん島」。娯…

カルティエから嬉しいオファー:42mmパシャのフリーメンテナンス

長男の成人祝いにプレゼントした腕時計42mmパシャ(SS)(写真下)のバックルが外れやすくなったというので、カルティエ銀座ブティックに出向いて調整をしてもらいました。あらかじめ予約さえ入れておけば、待ち時間なしでスムーズに対応してくれます。予約…

実に9ヵ月ぶりのコロナ禍の歌舞伎座:『蜘蛛の絲宿直噺』

2020年は歌舞伎界における世紀のイベント「十三代目市川團十郎白猿襲名披露」公演が5月から3ヵ月にわたって開催されるはずでした。あろうことか、政府の緊急事態宣言を受け、すべての公演は中止となってしまいました(4/7発表)。外国人観光客が大勢来日する…

必見ドキュメンタリー映画:『三島由紀夫vs東大全共闘~50年目の真実~』

2020年11月25日は、三島由紀夫が陸上自衛隊東部方面総監室で割腹自殺を遂げた「三島事件」(1970年)からちょうど50年目に当たります。たまたま訪れていた友人宅のテレビのニュース速報で「三島事件」を知ったときの衝撃は今も脳裡に焼きついています。稀代の…

ジビエの季節の到来です!

10月上旬、ひょんなことから知り合った画廊主O氏と意気投合、さまざまなジビエも提供してくれる馴染みのフレンチレストランでランチすることになりました。O氏とは2回目の会食になります。メインもさることながら、デザートに目がないというO氏の期待に応え…

『グリーンブック』から『パラサイト 半地下の家族』へ~アカデミー賞作品賞の最新トレンド~

2019年のアカデミー賞作品賞受賞作『グリーンブック』は、ジム・クロウ法下の1962年、アフリカ系アメリカ人ピアニストのドン・シャーリーに運転手として雇われたイタリア系移民トニーが、黒人差別の顕著な米中西部からディープサウスへのコンサートツアー中…

ルー・デュモンのコルトン・グランクリュ2014年を抜栓

最近知り合ったばかりの同郷のワイン好きを自宅に招いて、セラーに寝かせておいたコルトン・グランクリュ(ルー・デュモン)2014年を抜栓しました。アニバーサリーや特別な日に飲もうと思って当たり年に気に入ったワインを買ってセラーにストックしておいて…

20年ぶりの韓国映画:『国家が破産する日』は金融映画における金字塔でした!(ネタバレあり)

過去観たことのある韓国映画はたったひとつ、北朝鮮工作員と韓国諜報部員の悲恋を描いた『シュリ』(1999年)だけです。韓国は訪れたことさえありません。2004年頃の「冬ソナ」ブームもまったく心に刺さることなく素通りしていました。韓国映画をことさら毛嫌…

米大統領選挙前夜~NHKスペシャル「揺れるアメリカ 分断の行方」を見て~

世界が固唾を呑んで見つめる米大統領選挙がいよいよ明日に迫りました。激戦州のひとつミシガン州を取材した直前NHKスペシャル(2020/11/1)を見て、今、アメリカで起こっている「分断」という凄まじい現実に震撼とさせられました。映像を通して見た米国の「…

人はなぜ訴訟を提起するのか~「非正規雇用」訴訟・最高裁で逆転敗訴~

今回の待遇格差訴訟の原告(50代元アルバイト職員と70元契約社員)は、控訴審で勝訴しながら、最高裁で逆転敗訴という大変な憂き目に遭っています。さぞや落胆されていることでしょう。「最低裁」だという怨嗟の声と共に、最高裁の理不尽な仕打ちに憤りを覚…

三鷹市プレミアム付き商品券をめぐる不平不満組を嗤う!

三鷹市プレミアム付き商品券販売手法をめぐる大混乱が全国ニュースに流れ、市民のひとりとして大変恥ずかしく嘆かわしい思いに駆られました。全国的に見ても異例の50%という高額プレミアムが付いた商品券を市民ひとり当たり上限3万円(+1.5万円のプレミアム…

<六道珍皇寺>には冥界に通じる井戸ふたつ

同級生との2泊3日の旅行最終日(薄曇りの今月5日)は京都観光でした。ホテルで建仁寺境内を突き抜け、我々の干支猪に因む摩利支天さんを祀る塔頭禅居庵をお参りし、その足で<六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)>へ向かいました。周辺には幽霊子育て飴を今に…