2017-01-01から1年間の記事一覧

初冬の雲取山へ〜雲取山西暦二千十七年記念登山〜

東京都の最高峰はと聞かれて即答できる人はそれほど多くないのではないでしょうか。一方、登山に親しんでいる人なら知らない人は皆無に近いでしょう。東京都の最高峰は雲取山、標高は2017.13メートルです。2000メートル級の山が東京都に存在すると聞いて驚か…

キタサンブラック有馬記念ラストランを制す!

師走の風物詩、有馬記念を断トツの本命キタサンブラック(牡五)が制覇、ラストランで有終の美を飾りました。競馬ファンならずとも、名馬キタサンブラックの引退レースとなれば、馬券のひとつも買わないわけにはいきません。朝刊の一面広告を抜き取って、午…

生誕百年ユージン・スミス展@東京都写真美術館 + 講演会

第二次世界大戦末期、カメラマンとして激戦の沖縄に従軍していたユージン・スミスは、命こそ取り止めめたものの、日本軍の追撃砲弾で重傷を負い、1年あまりカメラを構えることができませんでした。ユージン・スミスの代表作のひとつ、"The Walk to Paradise …

トレッキングシューズ新調〜ツオロミーブーツ(ワイド)に決めた!〜

長年使い込んだSIRIO(以下:シリオ)のトレッキングシューズのラバーがとうとう剥がれてきたので、週末の山行に備え新調することにしました。といっても、自分の足にベストフィットする登山靴選びはなかなかに骨が折れる作業です。大自然相手に長時間歩くわけ…

クリスマスコンサート@府中の森芸術劇場ウィーンホール

12/8(金)の夜は府中の森芸術劇場で開催されたクリスマスコンサートへ。都心でコンサートを聴くことはあっても、郊外まで足を運ぶことはめったにありません。今回は、最近結成されたばかりの新進気鋭のソロ・アンサンブル・ヴィエバルト(女性声楽グループ…

2017年深秋の皇居乾通りを歩く

3年前の2014年から始まった皇居乾通の一般公開、去年の春から樹木の植え替えのため中断されたいたので、この秋の一般公開は1年半ぶりとなります。2日目の12/3(日)に一眼レフ片手に色とりどりの紅葉を拝もうと皇居を訪れました。公開されるのは、皇居外苑の…

AIスピーカーの活用法〜英語版がお勧め〜

話題のAIスピーカー、グーグルホームが我が家にやってきました。先行した米アマゾン・ドット・コムの「エコー」は2016年に1000万台販売したといいますから、日本でも急速に普及していくことは間違いありません。廉価版のグーグルホームミニも投入されたので…

瑠璃光院の紅葉が話題に!

毎年数度は訪れる八瀬の常宿からほど近い場所にある瑠璃光院の紅葉が話題になっています。そもそも比叡山のふもとにある瑠璃光院なんて、京都在住の人だって大多数はご存知ないはず・・・なぜなぜと思いきや、インスタ映えすることからSNSでここ数年注目を浴…

ボジョレ・ヌーヴォー解禁日に観た「ブルゴーニュで会いましょう」

昨夜は、2年前に観そびれた映画「ブルゴーニュで会いましょう」を鑑賞しました。たまたまその日はボジョレ・ヌーヴォーの解禁日、ブルゴーニュの至宝と呼ばれるネゴシアン、ドミニク・ローランのボジョレをゲットしたばかりで、うってつけのワイン日和となっ…

新酒アジロンダックワインを味わう

12日(日)は自家用車で山梨県立文学館で開催中の「津島佑子展」へ。竹下景子さんによる『火の山-山猿記』の朗読と対談(川村湊X石原燃)を聴いた後、同乗したボランティア仲間のリクエストで、数年ぶりに、勝沼ぶどうの丘に立ち寄りました。最寄り駅の東側の観…

ワンピース(スーパー歌舞伎II)再び〜開演直後にアクシデント!〜

2015年のワンピース初演からわずか2年でワンピースが再び新橋演舞場に戻ってくるとは思いませんでした。文化の日の昨夜、スーパー歌舞伎IIワンピースと再会を果たしました。座長を務める市川猿之助がセリに衣裳を巻き込まれ左腕を骨折したのは、公演が始まっ…

新そばの季節

先週は大学時代の同級生ふたりと旧交を温めるべく、神楽坂にあるお蕎麦の名店を訪れ、個室でコース料理を堪能してきたばかり。そのときは新そばには少しばかり早かったので、爾来、無性に新そばが食べたくなって、週末はとうとう行きつけの老舗蕎麦店に足を…

朝日新聞論壇時評「希望」が幻想だったわけ

小熊英二(おぐまえいじ)氏が、論壇時評(10月26日付朝日新聞朝刊)で今回の衆議院選挙の顛末を的確に総括しています。今夏の都議選で勢いづいた小池新党がなぜ惨敗したのか、小熊氏は公明党の選挙協力の有無が明暗を分けたと分析しています。希望の党は25…

空前絶後の「安藤忠雄展 挑戦」

国立新美術館で開催中の安藤忠雄展はMUST-SEEです。建築家の展覧会としては空前絶後ではないでしょうか。10/10付けの朝日新聞によれば、この展覧会は、ほぼすべてが安藤さん(76歳)と事務所の手作りなのだそうです。道理で展示されている模型や液晶ディスプ…

みちびき銘柄〜4号打ち上げ成功〜

10日、準天頂衛星みちびき4号が打ち上げられ、4機体制が整い、来年にも日本版GPSの運用が開始されます。天頂とは日本の真上のこと、準天頂衛星とは日本のほぼ真上の軌道を通過する衛星ということになります。みちびきの役割は、米国のGPSを補う信号を発信し…

成蹊大学2017年後期公開講座のテーマはロシア

自宅から一番近い大学キャンパスは成蹊大学です。歩いて20分の距離です。週末、陽気に誘われてときどき散策するのですが、今朝の戸外の温度は17度。昨夜からすっかり冷え込んで少々出足が鈍りましたが、珈琲で身体を温めて10:30開講の公開講座政治学者の故…

女性起業家主催10周年記念パーティ

昨夜は会社設立10周年記念パーティーに招待され東京ミッドタウンのガーデンテラス4Fに足を運びました。東京ミッドタウンも今年で10周年を迎えます。単なる偶然とは思えません。7周年のパーティからもう3年、本当に時の経つのは早いものです。エントランスで…

"The Remains of the Day" by Kazuo Ishiguro

昨夜、PCに向かっていたら日経電子版のヘッドラインに<カズオ・イシグロ ノーベル文学賞受賞>とポップが現れ、一瞬、手が止まりました。『日の名残り』を読んで以来、ひそかに愛読していた作家の受賞だったからです。普遍的な文学性と緻密な文体を評価した…

重力波とは何か?〜天才アインシュタインの先見〜

今週はノーベル賞ウィーク。今年こそ重力波初観測が受賞するだろうと予想していたらその通りになりました。朝刊が詳細を報じてくれるだろうと期待していたら、扱いは社会面の1/4程度、たとえ日本人が受賞しなくとも世紀の大発見がノーベル物理学賞を受賞した…

相続した地方不動産の処分〜体験的負動産(実家)処理〜

両親が今の平均寿命より10歳以上早く他界したため、親族が住まなくなった実家の扱いにはかなり悩まされました。地方に実家があって、進学・就職先が東京あるいは首都圏の住人は多かれ少なかれ、<負動産の時代>を迎え、実家の取り扱いに苦悩されていること…

リベラル派はお断り〜希望の党の選別基準〜

民進党が看板を投げ捨てて<希望の党>に合流するとは、さすが魑魅魍魎が棲むという永田町、ただ看板を掛け替えたにすぎないように思うのは自分だけでしょうか。朝日新聞あたりが<野合だ>と批判するかと思いきや今回は沈黙、むしろ論評は好意的ですらあり…

ホームパーティにイタリアワイン三種!

この週末は知人を招いてホームパーティを催します。メニューが決まればいつものようにワインセレクションは自分の役目、昨日が初日の伊勢丹イタリアウィークに出掛け、散々試飲を愉しんだ挙句、写真のような3本を調達してきました。赤はMarquis De Mons Marg…

石牟礼道子の『苦海浄土』〜100分de名著(2016/9)より〜

この8月に発効したばかりの「水銀に関する水俣条約」の第1回締約国会議が24日、スイス・ジュネーブで開会しました。議場で「水俣病は終わっていない」と訴えたのは、熊本県水俣市の胎児性水俣病患者の坂本しのぶさん(61)でした。岩波新書に同名の著作があり…

開館初日に漱石山房記念館を訪ねて

待望の新宿区立漱石山房記念館開館の日を迎えました。今朝は早めに朝食を済ませて鞄にスマホと『漱石の思い出』を突っ込み、JR中央線に飛び乗りました。中野で地下鉄東西線に乗り換え早稲田で下車、漱石山房通りを歩いて、現地には開館1時間前に到着しました…

映画「ダンケルク」に見る撤退戦の意義

お昼過ぎまでボランティア、その足でTOHOシネマズ日本橋へ。TCXと呼ばれるエクストララージスクリーンを擁した都内でも屈指の設備を誇る映画館だけに、「ダンケルク」のような史実に基づいた戦争映画を見るにはうってつけのスポットなのです。一度、IMAXやTC…

官製相場の顛末や如何に?〜日本郵政の追加売出し〜

日本郵政の売出価格は最短で25日に決まります。2015年11月の株式公開から1年10ヶ月、東日本大震災の復興財源に充てるべく、政府財務省が1兆3千億円にのぼる巨額の追加売出しを決めたのは1日のこと。公開初値こそ上々の滑り出しだったものの、直近決算では豪…

確かに人生はオプションBの連続だ、けれども・・・

フェイスブックのCOOシェリル・サンドバーグが、夫デーブの急死からどのように立ち直ったかを克明に綴った『OPTION B』(共著者は心理学者アダム・グラント)を読んで、確かに人生はオプションBの連続だと再認識させられました。仕事上の挫折や失恋の痛手と…

両界曼荼羅図といえば東寺でしょ!

今月のブラタモリは三週連続で高野山がテーマ。9日は見逃してしまいましたが、昨夜放映された#83の「高野山と空海」はなかなか興味深い内容でした。3年前の秋、サントリー美術館で開催された「高野山の名宝展」で初めて目にした国宝<聾瞽指帰(ろうこしい…

PKSHA Technologyのマザーズ上場で感じること

長年IPOマーケットをモニターしていると、ときどき、知った名前が創業者だったりして驚かされることがあります。マザーズを中心とする新興市場に上場する会社は年間多くて70〜80社程度、近年上場審査基準が緩和されてきたとはいえ、企業経営者にとって上場は…

平成の世に個人美術館をつくったふたりの講師〜アートとマネー〜

早大文学部学芸員資格課程恒例の特別講演会も今年で7回目、「これが私のコレクション」と題する演題に惹かれて、久しぶりに戸山キャンパスを訪れました。キャンパス中央では大規模な工事が行われていて、2019年には「早稲田アリーナ」と呼ばれる多機能型スポ…