2019年秋・青山パン祭〜パンはやっぱり焼き立てが美味しいのです〜

先週末、国連大学(UNU)の中庭で年2回開催されているという青山パン祭に足を運びました。クリスマスシーズンを控えて、個性豊かなシュトレンが店先に並んでいるに違いないと思ってのことです。今年は11/16-17の2日間にわたって開催され、80店舗が出店するのだそうです。

開場20分前に現地に到着したところ、すでに100名くらいは並んでいたでしょうか。圧倒的に若い女性のグループが目立ちます。開場するとほどなく人気店のブースには行列ができました。試しに、ひとり1点限りと断り書きのあるnichinichiの食パンを買おうと並んでみることに。行列待ちの間、ネットで店舗情報を確認してみると、新百合ヶ丘駅近くにあるパン屋さんで、スペシャリテのカルピス発酵バターを使った食パン(北海道産小麦使用)が人気なのだとか。オレンジ色の小箱に納まった食パンの出足は早そうです。一方、レジでは店員さんが電卓を叩いているので、なかなか行列が捌けません。購入するまで30分くらいかかったでしょうか。

次に向かったのは、一番長い行列ができていたKANEL BREAD。ネットによれば、那須黒潮にある人気店。常連さんらしき男性がバゲット売切れと知って、しきりに残念がっていました。お値段は少し高めの印象。購入したあんバターとシナモンロールは確かに美味しいのですが、驚くほどではありません。

家内は、「今年、五山の送り火を見たあと立ち寄った滋賀の寿長生の郷にあるBakery & Cafe NOZAで食べた焼き上がったばかりのあんバターの方が断然美味しかった」と言い張ります。全国から有名パン屋さんが集う青山パン祭のイベント性を否定するものではありませんが、パンはやっぱり焼き立てが美味しいのです。パンに旅をさせてはいけません。行列のできるパン屋さんもたまにはいいけれど、近所で評判のパン屋さんが作った焼き立てパンに勝るものはありません。

シュトレンは、ドイツ人オーナー(店名:DNO)が手作りしたという小ぶりのものを買い求めました。会場では、signature breadのチケット(2000円)を買って、イートインスペースで複数店舗のパンを味比べしてみるのも楽しそうです。

以上、戦利品リポートでした。