豊洲の新名所「千客万来」開業・ウォーターフロントの景色こそ見もの

高井戸ランプから首都高4号線に入り、霞ヶ関でアウト。虎ノ門ヒルの手前から「築地虎ノ門トンネル」へ入ります。このトンネル、左右に小刻みに折れていて、運転要注意です。環状2号線をさらに東へ進み、晴海運河を跨ぐ豊洲大橋を渡った最初の交差点右手前が、東京豊洲の新名所「千客万来」です。開業から2日後の初めての週末、江戸の街並みを模した建物に軒を連ねる飲食店は、見る見るうちに来場者で溢れていきました。3階のフードコートでお寿司を頂きましたが、お値段は高め。数万円もするウニ丼が日本人に売れるとは到底思えません。名付けて「インバウン丼」。文字通り、インバウンド需要を狙った価格帯になっているので、江戸風情を味わったら、素通りか立ち喰いで済ませましょう。

事業主体は、万葉倶楽部(神奈川県小田原市)です。道理で同社が手掛けた小田原駅東口の再開発エリアに似ているわけです。「千客万来」の西側に隣接する「東京豊洲万葉倶楽部」が24時間営業の温泉施設。フリースペースの8階足湯庭園からの眺望は抜群で、レインボーブリッジや富士山も見えます。パノラマ夜景を狙って、次回は温泉施設で寛ぎたいところです。RFからの贅沢な眺めも気になります。

早朝なら、自宅からクルマなら30分少々でアクセス出来そうです。「築地虎ノ門トンネル」を抜ければ、東京オリンピック2020選手村跡地のHARUMI FLAGをはじめ、高層マンションが林立し、別世界の佇まいです。水面からの距離を感じさせない豊洲大橋からの眺めは一級品です。夜間、ライトアップされているそうなので、温泉施設屋上から橋そのものを眺めてみたい気がします。写真・下はネット(引用:PHOTOHITO)から拝借しました。

V脚ラーメン構造の豊洲大橋(全長550m)は、欄干が低いせいか、通行中は水面から浮遊しているような感覚に捉われます。震災復興橋として知られる永代橋清洲橋に引けを取らない美しいシルエットの豊洲大橋は、一見の価値ありです。