ラ フランス VS ル レクチェ 食べ比べ

めったにお目にかからない幻の洋梨ル レクチェが近所のスーパーの店頭に並んだので、ラ フランスと食べ比べをしてみることに。

「西洋梨の貴婦人」と称されるル レクチェは明治期にフランスから導入された西洋梨。栽培が難しいので今やフランスでは生産されておらず、日本では新潟県の生産農家が熱心に普及に努めているようです。スーパーで購入したル レクチェも新潟産でした。

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まずは、外見の違いを整理してみることにします。ラ フランスは女性名詞でル レクチェは男性名詞……レクチェは17世紀の果樹園芸家の名前に由来するようですね。

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(色) ラ フランスは黄緑色、ル レクチェは鮮やかな山吹色をしています。
(香り)ル レクチェの方が甘く芳醇な香りがします。
(大きさ)ほぼ同じ大きさ、大きいものだと330gくらいあるそうです。

ル レクチェも収穫したては黄緑色をしていて、1ヶ月ほど保温室で寝かせる「追熟」というプロセスを経て、きれいな黄金色に変身するそうです。出荷時は黄金色になっています。あとは食べどきがいつかということですね。食べどきの目安は、甘い香りが漂いはじめ、手に持つと柔らかい弾力が感じられるようになったらOKです。肝心の味覚はというと、ル レクチェの方が酸味が強く、ラ フランスより柔らかい食感で桃に近い印象でした。味は甲乙つけがたいと思います。サラダにして、凝縮した酸味とシャッキとした食感のアメーラトマトと混ぜると美味しさが際立つように思います。12月が最盛期のル レクチェ、しばらく旬の味覚が楽しめそうです。