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2019年度松竹歌舞伎会の特別会員にランクアップ!〜ランクアップに掛かるコスト分析〜

2018年の歌舞伎座は、高麗屋三代同時襲名の華やかな舞台で始まりました。年初から精力的に観劇した甲斐あって、来年(2019年度)は松竹歌舞伎会の特別会員に昇格することになりました。数日前届いたお知らせで特別会員登録を確認できました。一般会員にはこうしたお知らせはありません。お知らせとともに記念品として特製スケジュール帳を受け取って、ささやかな幸福感に浸っているところです。

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特別会員の登録条件は年間14ポイントを貯めること。1公演につき1ポイントが付与されますが、同一公演で家族や友人のために複数枚購入してもあくまで1カウントです。従って、特別会員になるには、一年間にひとりで最低14公演に足を運ぶ必要があります。ただ、歌舞伎座だけでなく松竹傘下の南座(京都)や新橋演舞場での公演も対象になります。複数の劇場が利用できない地方在住者の場合、14ポイントをゲットするのは決して容易ではありません。

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歌舞伎ファンが特別会員やその上のゴールド会員をめざす唯一つの理由は、非会員より3日、一般会員より1日早くチケットの手配ができるからです。高麗屋三代同時襲名のような大名跡の襲名披露公演があるときは、桟敷席はもとよりトチリ席など前方良席は激しい争奪戦の対象となります。

特別会員の最低条件14ポイントをクリアするためには、どれくらいの金銭的・時間的コストがかかるのでしょうか。各公演すべてを歌舞伎座の一等席で観劇すると、年間約25万円程度掛かります。一番安い三階B席@4000円であれば年間56000円也。いずれにせよ、人気のある公演だけでなく、玄人好みの渋い公演や他の劇場(コクーン歌舞伎など)にも足繁く通ってポイントを積み上げないと、なかなか特別会員にはなれません。ゴールド会員ともなると、歌舞伎座の昼と夜の公演を年間通してすべて観るという勘定になります。次に時間的コストについて触れておきます。歌舞伎の観劇は幕間も入れると都合4時間は見ておく必要があります。往復交通機関による移動時間も加味すると。14ポイントの観劇に必要な時間は80時間〜100時間くらいになるのではないでしょうか。

松竹歌舞伎会のランクアップには相応のお金と時間を投資しなければならないことがお分り頂けたでしょうか。めでたく特別会員なっても、その有効期間は1年間。近い将来、海老蔵の「十三代目市川團十郎」や勸玄君の「八代目市川新之助」の襲名披露を良席で観ようとすれば、歌舞伎ファンは不断の努力を惜しんではなりません。来年1月に開催される歌舞伎座の初春大歌舞伎や新橋演舞場の初春歌舞伎公演予約は12月スタート、2020年度のポイントレースはもう始まっているのです。