2016年10月涸沢トレッキング〜2万5千分1地形図を買う〜

目下、台風18号久米島南約160キロメートルを北北西に移動中・・・・明日から涸沢カールへトレッキングへ出掛けるというのに、目的地が台風の進路上にあります。10月に入っても9月の長雨を引きずっているような空模様には本当に困ったものです。

涸沢ヒュッテ公式サイトによれば、9月27日に涸沢カールは紅葉のピークを迎えたようなので、徐々に紅葉も涸沢から下がってきていることは間違いなさそうです。雨天対策だけではなく防寒対策も抜かりなくしておきましょうか。

上高地から涸沢カールまで約13キロ、梓川に沿って北上し、横尾から屏風岩を左手に見ながら西へ進むと標高2300メートルの涸沢に到着です。所要時間は5時間半くらいでしょうか。お天気次第ですが、ルートから見えるであろう穂高連峰の位置関係を確認するために、実に久しぶりに国土地理院発行の地形図(縮尺2万5千分1)を買ってみました。


日本の国土全域をカバーしている最も詳しい地図がこの2万5千分1地形図にあたります。該当する地域は「穂高岳」、驚いたのは従来の3色刷から多色刷に変わっていたこと。2013年11月から50年ぶりに多色刷に移行することになったそうで、調べてみると、日本全域を4420面でカバーする2万5千分1地形図の3割強がすでに多色刷(税込339円)になっていました。建物は橙色で表示され、稜線には緑色の陰影が付されていて地形の概観が把握しやすいようになっています。該当地域は山岳地帯なので見当たりませんが、国道は赤で着色されているのだそうです。

雨に備えて、地形図とコンパスを携行するためのロールアップマップケースも購入しました。ケース自体が二つ折りにできるので、首からぶら下げても邪魔にならないサイズです。。ちなみに、地形図にはお決まりの折り畳み方があって、右端に地形図の地域名称が見えるようにします(写真:上)。