STRAND BOOK STORE(1)〜トートバックとペーパーバックを買う〜

今回はスポーツ観戦メインの旅行と決めていたので、マンハッタン観光は正味2日どまり。時間をとられる美術館めぐりは断念して、初めてNYを訪れる次男のためにstatue cruiseとB級グルメツアーをアレンジ。このあたりは別稿で改めて記事にすることにします。


帰国日の午前中、少々くたびれてきた図書館通い用のトートバッグを新調しようと、ユニオン・スクエアから徒歩数分の場所にあるストランド書店を訪れました。創業は1927年、90年近い歴史を誇り、ニューヨーカーにこよなく愛されている大型書店です。NY滞在中、アッパーウェストのBarnes & Nobleも訪れましたが、ストランド書店の方が雑然としていてどちらかというと好みです。


ストランド書店の1階では様々なデザインのトートバッグが販売されています。KateSpadeとのコラボバッグがあったりして、見ているだけで楽しくなります。ストランド書店のトートバックの特徴は、マチがなく持ち手が長いことです。肩に掛けて重たい本を持ち運ぶのにちょうどいいサイズなのです。図書館から借りてくる大小さまざまな本を放り込んでもしっかり受けとめてくれるので大変重宝します。マルチストライプのタイプを探していたのですが、見当たらず、たくさんの本をあしらった写真のようなタイプを選びました。同じデザインの小物入れもついでに買ってしまいました。

再販価格維持制度によって本の店頭価格が一律の日本と違って、アメリカの書店ではディスカウント価格で本を購入することができます。レイモンド・カーヴァーような人気作家のペーパーバック数点を10%引きで買い求めました。そのなかの1点、”When We Talk About When We Talk About Love”は、村上春樹の『走ることについて語るときに僕の語ること』(文藝春秋刊)のタイトルのモデルになった短編集です。