全米OPテニス2016観戦記(1)〜チケットの手配から会場移動まで〜

先週開幕した全米OPテニスの初日(29日)に間に合うようにと8月28日に出国、同日昼過ぎにNY入りしました。この全米OPテニス観戦ツアーは、直近ではリオ・オリンピックで見事ビッグ4の一角ナダルを下して銅メダルを獲得した錦織圭選手の活躍を一目見ようと年初から計画していたものです。中高一貫校入学以来、硬式テニス部に所属し、つい先々週、西医体で初優勝を勝ち取ったばかりの次男が上機嫌で帯同しました。

大会の開催日程はあらかじめ決まっているもののドローが決まるのは開幕日直前。どうしてもコートサイドで錦織選手のプレーを見たかったので、チケットはドローが決まる直前にNY入りして現地で調達することにしました。

現地時間14時過ぎに錦織選手の1回戦の日程が決まったので、翌朝、現地代理店でコートサイドのチケットを手配しました。Resaleチケットだったのでひとり140ドルと結構なお値段でした。チケット料金は観戦シートの位置を基に需給で大きく変動し、上位シード選手が出場する対戦カードには人気が殺到しチケット価格は跳ね上がります。


錦織選手の1回戦の会場は今年出来たばかりのGrandstand Stadium。照明はすべてLEDでエコに徹した最新スタジアムだそうです。ミッドタウンから地下鉄7番線(IRT Flushing Line)に乗ると約30分ほどで、スタジアムのあるフラッシング・メドウズ・コロナ・パークに到着します。フィッツジェラルドの代表作「グレート・ギャッツビー」のなかでa valley of ashesと描写されたゴミ処分場の跡地に広がる巨大な公園のなかに、全米OPテニスの行われるナショナルテニスセンターがあります。

車内ではあちらこちらで当日試合が予定されている選手の名前が飛び交っています。地下鉄が会場に着く前から観戦ムードが盛り上がり、駅に到着するや否や地下鉄から次々と吐き出される観客は、足早にウッドデッキを渡って会場を目指します。