美術・建築

両界曼荼羅図といえば東寺でしょ!

今月のブラタモリは三週連続で高野山がテーマ。9日は見逃してしまいましたが、昨夜放映された#83の「高野山と空海」はなかなか興味深い内容でした。3年前の秋、サントリー美術館で開催された「高野山の名宝展」で初めて目にした国宝<聾瞽指帰(ろうこしい…

古谷和也さんの信楽大壺

6月中旬に古谷和也さんの個展で買い求めた信楽の大壺がとうとう我が家にやってきました。径49センチ、高さが52センチもありますから、見たこともないような大きな桐箱に格納されて届きました。クッション材で何重にもプロテクトされていましたから、梱包はさ…

国立新美術館開館10周年の企画展は「ジャコメッティ展」!〜群像作品がイチオシです〜

先月末金曜日の夕刻、国立新美術館で開催中の「ジャコメッティ展」(〜9/4まで)を訪れました。毎週金曜日と土曜日は20時まで開館していますから、混雑を避ける意味でも夕方から足を運ぶのが得策です。この日は、来館者が思ったより少なくてじっくり鑑賞するこ…

都美の「バベルの塔」展を振り返って〜ヒエロニムス・ボスも見逃せません〜

週末、東京都美術館で開催中の「バベルの塔」展を訪れました。会期終了まであと1週間(〜7/2迄)、雨天にもかかわらず開館を待つ人々の行列ができていました。今回の展覧会の目玉は、ピーテル・ブリューゲル1世(同名の息子がいるのでブリューゲル父とも称さ…

滝平二郎の世界展@三鷹市美術ギャラリー(〜2017/7/2)

JR三鷹駅南口に直結するCORAL5Fに三鷹市美術ギャラリーがあります。小規模な施設ながら、ユニークで質の高い企画展には定評があります。週末、同ギャラリーで開催中の<色あせない風景 滝平二郎の世界展>に足を運びました。 朝日新聞日曜版一面を長く飾った…

渡辺愛子陶芸展〜信楽の大壺を買う〜

GWも最終日、飛び石でしたがお天気にも恵まれ、専ら近場の散策に勤しみました。お蔭でパソコンから解放されドライアイが幾らか改善したように思えます。ただ、1日だけインドアの日を設けて、東武百貨店池袋店の美術画廊を訪れました。定期的に池袋店から図録…

ロバート・メイプルソープ展@シャネル・ネクサス・ホール

待望のメイプルソープ展がファッションのメッカ銀座シャネルにやってきました。本格的なメイプルソープの展覧会は近年記憶にありません。その多彩な作品群が日本で網羅的に紹介されるのは2002年以来、15年ぶりのことだそうです。 70年代、ニューヨークを拠点…

東京初開催の「エルメスの手しごと」展@表参道ヒルズ〜パリから職人がやってきた〜

フランス系銀行傘下の証券会社に勤務していた折り、年に数回はパリ出張がありました。エアチケットの手配をする秘書からスケジュールを聞きつけた同僚(もちろんキャリアウーマンです)から、しばしばエルメスでの買い物を仰せつかりました。というのも、パ…

「並河靖之七宝展」@東京都庭園美術館

先週末、都内でも屈指の高級住宅街、港区白金台にある東京都庭園美術館で開催中の「並河靖之七宝展」(1/14〜4/9)を鑑賞してきました。博物館や美術館が軒を連ねる賑やかな上野の杜と違って、庭園美術館は建物全体が隣接する自然教育園の豊かな自然と同化し…

ガーゴイルと魔除け

初詣に出掛けると、参拝者のなかに破魔矢や鏑矢を持った人を多く見かけます。どちらも縁起物ですが、あわせ持つ意味は少し異なります。破魔矢には除魔開運のご利益がありますので、我が家はこちらを買い求めます。破魔矢より大振りの鏑矢は、戦闘で最初に放…

じっくりと鑑賞できた「ゴッホとゴーギャン展」

先週末、都美で開催中の「ゴッホとゴーギャン展」を鑑賞してきました。会期が短いのでかなりの混雑を覚悟していましたが、週末にもかかわらず、入場待ちは10分程度で済みました。企画展鑑賞の際は、あらかじめ出品目録で作品数を確認するようにしています。…

出光美術館50周年記念<大仙突展>に感極まる

会期最終日の13日、出光美術館で開催中の<大仙突展>を鑑賞してきました。百田尚樹さんの『海賊とよばれた男』が第10回本屋大賞(2013年)を受賞して、出光興産創業者出光佐三氏の生涯が広く世に知られるようになりましたが、彼には実業家のほかに美術品蒐…

ソロモン・R・グッゲンハイム美術館は見逃せない!

NY滞在の主目的をスポーツ観戦にしたため、宿泊先に近いMoMAや昨年改装したばかりのホイットニー美術館も諦め、グッゲンハイム美術館だけを訪れることに。早朝、ゆっくりセントラルパークを散策しゼイバーズのデリで腹ごしらえをしてから、目的地に向かいま…

「世界報道写真展2016」から見えてくる世界の姿

2014年9月から2年あまり改修工事のため閉館していた東京都写真美術館が、今月3日にリニューアル・オープンしました。リニューアルに伴い、「トップミュージアム(TOP MUSEUM)」という愛称も決まり、シンボルマークが一新されていました。ミュージアムショッ…

ポール・スミス展-Paul Smith is So Cool-

週末、上野の森美術館で開催中(〜8/23)の「ポール・スミス展HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」を覗いてきました。ロンドンのデザインミュージアムで好評を博したというポール・スミス展(2013年)がヨーロッパ各地を巡回して、とうとう東京にやってきたからで…

林芙美子記念館を訪ねて

3連休の初日の土曜日、大江戸線中井駅を起点に終日アトリエ巡りを楽しんできました。散策には、新宿歴史博物館が配布しているウチワの形をした<落合記念館散策マップ>が便利です。コースは林芙美子記念館をスタートして、落合秋艸堂跡(會津八一旧居跡)、…

川端康成コレクション展@東京ステーションギャラリー

文豪川端康成が蒐集した美術品など多彩なコレクションを一堂に集めた展覧会が、先週まで、東京ステーションギャラリーで催されていました(〜6/19まで)。文学展というと作家の生原稿や蔵書或いは遺愛品等を陳列するのが一般的で、熱心なファン以外の鑑賞者…

ボストン美術館所蔵国芳国貞展を振り返って

ザ・ミュージアムで開催されていた「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」展(3/19〜6/5)が盛況のうちに閉幕となりました。会期末の前日にようやく鑑賞が叶いました。若冲ほどではないにせよ、すでに来場者は10万人を超え、朝一で現地に赴くとす…

国立西洋美術館が都内初の世界文化遺産へ

昨日、上野の杜の国立西洋美術館がル・コルビュジェ(1887〜1965)の建築作品のひとつとして世界文化遺産に登録されることがほぼ確実になりました。前川国男(東京文化会館の設計者)や丹下健三といった20世紀を代表する日本の建築家に多大な影響を及ぼした…

生誕300年記念若冲展は前代未聞の大混雑

GW後半、体調を崩して若冲展を観に行けなかっため、土曜日の昨日トライすることに。開館1時間前に都美に到着したにもかかわらず既に長蛇の列、数千人が並んでいるではありませんか。都美の入口から蛇行しながら延々と列が続き、最後尾は旧東京音楽学校奏楽…

没後100年宮川香山展〜超絶技巧を前に圧倒されます〜

週末、サントリー美術館で開催中の没後100年宮川香山展を訪れました。実際に宮川香山の作品を見るのは初めてです。図録の関連年表を見るかぎり、東京での回顧展の開催は30数年ぶりのようです。フライヤーのキャッチコピー「欧米を感嘆させた明治陶芸の名手」…

ボッティチェリ展鑑賞記

18日、都美で開催中のボッティチェリ展の入場者が10万人を超えたと知って、今日、上野の森に出掛けました。9:30開場の少し前に現地に着くとすでに戸外に長蛇の列ができていましたが、会場内は思ったほどの混雑もなく、じっくりイタリアの至宝を鑑賞すること…

圧巻だった「村上隆の五百羅漢図展」

この週末、六本木の森美術館で開催中の「村上隆の五百羅漢図展」を観てきました。国内では14年ぶりの個展になるのだそうです。メディアで紹介されることが多いアーティストなので彼の作品を観たような気になっていますが、実際に鑑賞するのはこれが初めてで…

藤田美術館蔵「曜変天目茶碗」を拝む

先月27日までサントリー美術館で開催されていた「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」展について、触れておこうと思います。藤田美術館は大阪市都島区網島町にあって、常設展示をしないことで知られています。春と秋の企画展を狙って訪れればい…

原鉄道模型美術館の魅力

シルバーウィークを利用して、横浜駅にほど近いビルの一角にある原鉄道模型博物館を訪れました。施設もコレクションも桁違いのスケールで、いち鉄道マニアが一代で収集したしとは到底思えません。「いちばんテツモパーク」と呼ばれる鉄道模型ジオラマの総面…

「没後180年 田能村竹田」展を振り返って

会期が2か月足らずの「没後180年 田能村竹田」展を見逃してはならじと今月中旬、出光美術館を訪れました。同美術館は、第10回本屋大賞を受賞した『海賊とよばれた男』で一躍有名になった出光興産創業者出光佐三氏が1966年に開設したもので、帝劇ビルの9階に…

ルーブル美術館展@国立新美術館

会期も残り1か月を切ったので、昨日開館時刻めがけて国立新美術館に飛び込み「ルーブル美術館展」を観てきました。会場入口には既に150人余りの行列ができていました。10分前から展示スペースへの誘導が始まったので、入口付近を通り過ぎると来館者がばらけ…

イSム表参道店を訪ねて〜思わず二体買ってしまいました〜

年初に高島屋日本橋店にディスプレイされたイSムの仏像をたまたま目にしてから、その精巧な出来栄えをもう一度じっくり見てみたいと思い、イSム表参道店を訪れました。場所は骨董通りとぶつかる246の路地を西へ少し入ったあたりです。イSムブランド初の直営…

勢ぞろいした国宝≪八大童子像≫

会期最終日(〜12/7まで)が迫ってきたので、連休前の昨日夕刻、サントリー美術館を訪れ「高野山の名宝展」を見てきました。お目当ては勿論遙々東京までお越しになった≪八大童子像≫。八躯すべてを一度に見られる機会は現地高野山霊宝寺でも稀だということで…

一畳敷の世界

今日、ICUの敷地内にある泰山荘を訪れ、かねてから見たいと思っていた「一畳敷」の見学が叶いました。例年、ICUの文化祭期間中にだけ公開される国登録有形文化財なので、貴重な見学機会(完全予約制)を得たことになります。なお、写真撮影は禁止ですので、添…