マイクロツーリズム・イン・東京~ユニクロ東京・虎ノ門ヒルズビジネスタワー・WITH HARAJUKU 続々開業~

天気に恵まれた週末、この6月に開業したばかりの新商業施設をハシゴしました。銀座、虎ノ門、原宿いずこも大変な人出で、2週間後の東京感染者数が俄かに心配になるくらいの三密・・・都道府県を跨ぐ移動も19日から全国で緩和され、長期に及んだ外出自粛の反動は予想以上に大きいと感じました。

開業2日目のユニクロ東京には、少し行列した程度で開店直後に入店できました。入店時にはサントリーとコラボしたオリジナルデザインの「クラフトBOSS」が無料配布され、SPには余念がありません。銀座6丁目に旗艦店ユニクロ銀座を擁しながら、目と鼻の距離の銀座3丁目にOPしたユニクロ東京は、佐藤可士和氏やプリッカー賞を受賞したスイスの建築家らがデザインチームに加わり、LifeWearを体現する店舗として誕生しました。前日、ユニクロ吉祥寺店で家内が整理券をゲットしやっとの思いで手に入れたというユニクロマスク(3個999円)をいとも容易く入手できました。お目当てのUTも品揃え豊富で選択に迷うくらいでした。東側には無印良品の世界最大級の旗艦店舗銀座(2019年4月開業)が控え、集客相乗効果が期待できそうです。ユニクロショッピングのあとは、MUJI Dinerでヘルシーな日替わりランチを頂きました。

去る6月6日に東京メトロ日比谷線に56年ぶりとなる新駅「虎ノ門ヒルズ」が誕生。11日に開業したばかりの虎ノ門ヒルズビジネスタワーを覗いてきました。「鳥茂」や「エレゾハウス」など、これまで多店舗展開をしてこなかった東京屈指の人気店26店舗が集結した「虎ノ門横丁」は文字通り、隣接するこじんまりとした店舗をハシゴできるのが魅力です。この辺りで働くサラリーマンやOLが羨ましてなりません。肝心のビジネステナントは満床だそうでさすが森ビルさんです。2014年に竣工した虎ノ門ヒルズの緑地帯「オーバル広場」といい、ビジネスタワーの壁面緑化といい、環境に配慮した都市開発は実にクールです。愛宕山に近接する環状2号線「新虎通り」の開通で、虎ノ門ヒルズ一帯の動線もすっきりして好印象です。

最後は6月5日にJR原宿駅前に開業した「WITH HARAJUKU」。こちらは地下3階、地上10階建の大型複合施設です。明治神宮の森(都内ではお気に入りのスポットです)を望む3階部分からの眺望は抜群です。初の都市型店舗「イケア原宿」が入居していて、この日は整理券を配って入場制限をしていました。1階にはユニクロも戻ってきました。明治神宮の森との一体感を重視したデザインは好感が持てました。東側にもテラスがあってそこから望む風景も新鮮でした。一番驚いたのは渋谷方向に佇立するタワーマンション。「パークコート渋谷 ザ タワー」(505戸)という名称で来年竣工するそうです。

外出自粛を強いられている間に都心の風景は大きく変貌していました。当分、海外には出られそうもないので、マイクロツーリズム中心で週末は過ごすことにしましょうか。