マンホール愛を覚醒するデザインマンホールの存在感~「シン・ゴジラ」のマンホールカード配布開始~

最近、近所の観光案内所でマンホールカードが無料配布されていることに気づいて、1枚ゲットしてきました。そのマンホールカードの中心には、スタジオジブリ宮崎駿さんがデザインしたキャラクター「Poki」(ポキ)が描かれています(写真下)。昨年、三鷹市市政施行70周年を記念して市内10か所にデザインマンホールが設置され、今度はマンホールカードが登場したというわけです。デザインマンホールは、市章があしらわれただけの何の変哲もない真黒なマンホールに比べ、とてもカラフルで存在感抜群です。かわいらしいキャラクターが描かれているだけに、下足で踏むことが躊躇われます。

2年前、タカシマヤタイムズスクエア1階で開催されていた「マンホールフェス2019 in 東急ハンズ新宿店」で全国各地で人気のマンホール実物展示を見て以来、デザインマンホールに興味が興味をそそられるようになりました。とりわけ人気の高い実物デザインマンホールが勢揃いしたスペースは圧巻でした。このフェスを見て、1919年に福岡で創業した日之出水道機器がマンホール蓋を手掛けていることを初めて知りました。ライフラインである上下水道に関わる地味な鋳物に過ぎなかったマンホール蓋にご当地ならではの美意識を追求するとは、画期的なアイディアではありませんか。「経年美」と記されたポスターにはマンホール愛が満ちています。

今年5月、新宿区が新宿東宝ビルの入口付近に設置した「シン・ゴジラ」をデザインしたマンホールが、つい最近、マンホールカードになって新宿観光案内所で配布され始めました(11/5から)。用事で新宿に出掛けた妻に頼んで1枚、入手したところです。裏面には新宿東宝ビルから顔を見せる「シン・ゴリラ」の写真も挿入されていて、人気化必至ではないかと思っています。軌を一にして、都内では「TOKYOデザインマンホールデジタルラリー」(2021/10/29~12/24)がスタート、島嶼エリアも含め100カ所を隈なく回る猛者も現れるのでしょうか。GKP(下水道広報プラットホーム)の直近リリース(2020-11-13)によれば、カードは717種・累計発行枚数は610万枚に達するそうです。揺るぎない人気の証ですね。

TOKYOデザインマンホールデジタルラリー等|東京都