メルセデスのSUVラインアップは9種類に~GLB誕生!~

新型コロナ禍の影響で、カーディラーさんとはずいぶんご無沙汰です。先週、たまたま西新宿のメルセデス・ベンツ正規販売店に立ち寄って、6/25に新型GLA&GLB(写真下)のWeb発表会があることを知りました。ビフォーコロナであれば、東京ミッドタウンに報道陣を招いて大々的にお披露目をするのでしょうが、こんなご時世ですからライブ配信になったのでしょう。YouTubeにはメルセデス・ベンツ日本代表の上野金太郎が登場、淀みのないプレゼンは好印象でした。GLCを所有しているという自動車ジャーナリスト河口まなぶさんがコンパクトSUVの魅力をアピール。ネットを使った今回の発表会、全体として、ソツがなく洗練されていたと思います。

プレゼンを聴いて一番驚いたのは、メルセデスグローバルで2019年SUV販売比率が35%、日本でも20%に迫る勢いだということです。新型GLB誕生で、メルセデスSUVラインアップは9種類になります。こうした世界的SUV人気の背景には、重量感や燃費の悪さといった旧来のデメリットが近年解消され、オフロードのみならず街乗り(オンロード)も快適なクールで格好いい車種という位置づけが定着してきたからでしょう。ラゲッジスペースも広くて実用的、車高・着座位置共に高いことは安全性の面で高評価です。ちなみに、新型GLBは3列目シートを設け7人乗りが標準仕様になっています。

かねてより、登山も含めたアウトドアライフにふさわしいコンパクトSUVに現行セダンから買い替えたいと思っているのですが、なかなか踏ん切りがつきません。最大のボトルネックは近年大型化が顕著なSUVの全幅です。自宅駐車スペースの奥行きには余裕があって、全長5000mmでも格納は可能です。ところが、全幅が1800mmを大きく超えてくると、通行が不便なだけでなく自転車の出し入れが不自由になってしまいます。一般的にSUV(特に輸入車)は立体駐車場やパーキングロットの利用に不向き、仮に駐車できたとしてもドアパンチを喰らい傷だらけになる可能性が大です。

その点、ボディサイズがL4634 X W1834 X H1658のメルセデス新型GLBは、日本の道路事情に適合する本格的なコンパクトSUVだと言えます。ボクシーなルックスも及第点、本格派オフローダーと見て良さそうです。ディーゼル車はともかくガソリン車のGLB250 4MATIC(Wは1845)の価格は697万円、車格に似合わずなかなかのお値段です。欧州ではパワフルなAMG35(写真下)がすでに投入されていて、最大出力306psとパナメリカーナグリルが魅力です。近々、カタログをディラーさんが届けて下さるので、選択肢の一つとして検討してみようと思います。