2014-01-01から1年間の記事一覧

大混乱の特別展「キトラ古墳壁画」最終日

5月18日(日)は「国際博物館の日」、常設展を無料で見ることができたので、東博に足を運んだ方も多いのではないでしょうか。当日は特別展「栄西と建仁寺」の最終日と重なったことも手伝ってか、特別展「キトラ古墳壁画」最終日は大盛況、会場の本館前には長…

ブラックバーン校長の卒業式のスピーチ(「花子とアン」第42話)

1913(大正2)年3月、はなは秀和女学校を卒業する日を迎えます。英語教師の富山先生からブラックバーン校長のスピーチの通訳をしないかと思いがけない依頼を受けるはな。そばで聞いていた寮母の茂木先生がはなに「富山先生からのはなさんへの餞別なんですよ」…

「バルテュス展」特別鑑賞会レポート(2014/4/26)

展覧会の楽しみのひとつにギャラリートークと呼ばれる催しがあります。一般に企画展を手掛けた学芸員による作品解説全般を指すわけですが、最近は趣向を凝らした上質の企画が増えてきているように感じます。作品の見方が深まるので、こうした機会は見逃せま…

絶版『英国アンティークシルバーキャディスプーン百選』をヤフオクで落札

GW後半、天気がぐずついて出鼻をくじかれ、昨日は自宅で静養することに。録りためたTV番組の一部(映画や日曜美術館)を見たり、読書したりしているうちにあっという間に1日が終わってしまいました。ブログの更新もままならず今日を迎えてしまいました・…

久しぶりに見るNHK連続テレビ小説「花子とアン」

記憶にないくらい久しぶりに、NHK連続テレビ小説「花子とアン」を見ています。ひょっとすると、「雲のじゅうたん」以来かも知れません・・・平日の朝は、日経と朝日に目を通したあとブルームバーグで前日のNY市場をチェックしたりと結構慌しいのですが、便利…

「栄西と建仁寺」展は見応え十分でした!

今年は開山・栄西禅師800年遠忌にあたり、東博(平成館)で特別展「栄西と建仁寺」が開催されています(〜5/18まで)。先週末、見逃してはならじと上野に出掛けました。五山文学の担い手となる学僧を輩出した建仁寺は、五山第三位の寺格を誇る名刹だけあって…

2014年春〜平安神宮・円山公園の夜桜

3月29日から4泊5日の日程で京都へ出掛けていました。平均すれば年に2回は京都を訪れている計算になるのですが、桜の開花時期に京都に滞在するのは今回が初めて。幸い、滞在中に気温が上昇してくれて、一部の名所を除けば、ほぼ満開の桜を愛でることが出来ま…

渡辺一枝さんの聖山カイラスの講演会を聴いて

先月23日、市谷にあるJICA地球広場で開かれた渡辺一枝(いちえ)さんの講演会を聴いてきました。ご存じない方には、作家の椎名誠さんの妻女と紹介しておきましょう。二十代の時分、椎名誠さんの代表作『岳物語』を読んで、渡辺一枝さんの初期のエッセイにも…

妻がはまった英国アンティーク銀器の魅力

思えば、昨年、ロンドンから届いたビスケットジャーがすべての始まりでした。元々テーブルウェアやカトラリーの類いが好きだった家内が偶然見つけたサイトで注文したのが、このMappin & Webb社製ビスケットジャーだったのです。梱包を解いて現れたのは本当に…

常軌を逸した小保方バッシング〜報道の名を借りた私的制裁〜

まだ手元に1月30日の朝日新聞朝刊があります。一面大見出しは<刺激だけで新万能細胞>、続けて<iPSより作製簡単>、<理研マウスで成功>とあります。一面中央には<誇りに思う 山中教授コメント>と小見出しをつけて山中談話を紹介しています。社会面では…

大西巨人さんの死去を悼んで

大西巨人さんのライフワーク『神聖喜劇』を知ったのは、大学教養部の哲学の授業のときでした。たまたま最前列で聴講していたら、担当教官の水野一教授がなんの拍子からか「授業を最前列で聞くなんて愚の骨頂だよ」と宣い、大西巨人の『神聖喜劇』の話を始め…

東日本大震災から3年〜震災遺構の保存について考える〜

<もう3年なのか、まだ3年なのか>という朝刊の小見出しに目が留まりました。今なお、避難生活を強いられている被災者が26万7千人、仮設住宅入居世帯は凡そ10万4千世帯にのぼるそうです。なかなか実感しにくい数字ですが、目黒区の住民がまるごと避難を強い…

「岸田吟香・劉生・麗子」展はイチオシです

先週末、世田谷美術館で開催中の「岸田吟香・劉生・麗子」展に足を運びました。8日(土)午前中は最終日だった「有元利夫展」(小川美術館)を見て、その足で世田谷美術館に向かいました。行き帰りの環八が大渋滞だったので、都合4時間余りハンドルを握った…

「アンディ・ウォーホル展」プレビュー(2014.1.31)

プレビューとは展覧会の一般公開に先立って行われる内覧会のことです。先月末、六本木ヒルズ53階にある森美術館で「アンディ・ウォーホル展」のプレビューに招待されたので勇んで出掛けてきました。ひと足先に展覧会が見られるチャンスはそうそうありません…

パテックフィリップ展(2014.1.17〜19)と『米欧回覧実記』

先月中旬、神宮外苑にある絵画館で開かれたパテックフィリップ展を見てきました。絵画館の正式名称は聖徳記念絵画館といいます。外苑銀杏並木から西真正面に見える洋館がその絵画館です。明治天皇と昭憲皇太后のご遺徳を後世に伝えるために建設された建物(…

謹賀新年:イノベーションについて考える

元日の昨日はまるで春のような陽気、持参したアウターは結局使わず仕舞い。八幡様と深大寺にお参りしたあと井の頭公園周辺を散策、帰宅して万歩計を見ると16000を優に超えていました。長男は論文執筆、帰省中の次男は6日に内臓学の試験があるとかで初詣にも…