「アンディ・ウォーホル展」プレビュー(2014.1.31)

プレビューとは展覧会の一般公開に先立って行われる内覧会のことです。先月末、六本木ヒルズ53階にある森美術館で「アンディ・ウォーホル展」のプレビューに招待されたので勇んで出掛けてきました。ひと足先に展覧会が見られるチャンスはそうそうありません。じっくり絵を鑑賞できるのもプレビューの魅力のひとつです。

内覧会にはレセプションがつきもの、当日はレセプション会場のクラブルームへ直行しました。内覧会場では勿論飲食ご法度ですから、レセプションは階下の51階で開かれます。7年連続フランス売上No.1シャンパーニュのニコラ・フィットを盛んに振舞ってくれるので、しこたま飲んですっかり酩酊してしまいました。シャンパングラス片手に眺めるヒルズからの夜景は最高でした。

森美術館10周年を記念して開催される「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」は、日本では過去最大級の回顧展だそうです。代表作のマリリン・モンローやキャンベル缶の存在感は圧倒的でかつ新鮮でした。「キャンベルのスープ缶」は1962年の作品ですが、古さを感じさせません。

ホワイトキューブがこれほどぴったりのアーティストは、ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホル以外ありえません。副題の"15 Minutes Eternal"は<将来、誰でも15分間は世界的な有名人になれるだろう>と語ったウォーホルの言葉に由来します。

会場には生前の映像を収めた動画ディスプレイや「タイム・カプセル」と称した箱に収集されたウォーホルの私的所有物が展示されていて、楽しめる企画展となっています。会期は5月6日まで、森美術館は22時まで開館していますので是非夜訪れてみて下さい。