2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「一番電車が走った」ヒロシマを米大統領に訪れて欲しい

2015年は戦後70年の節目の年ということでメディアはこぞって特番を組みました。なかでも、NHKの「一番電車が走った」が秀作で殊のほか記憶に残っています。例年、終戦記念日が近づくとジブリの「火垂るの墓」や「私は貝になりたい」といった戦争をテーマにし…

カッティングミルを買う

ケニアでコーヒー豆を仕入れてきたので、コーヒーミルを新調することにしました。お店でコーヒー豆を買ってペーパードリップ用に挽いてもらってから保存すると、どうしても数日で香りが飛んでしまいます。コーヒー本来の風味を楽しもうとすると少々手間でも…

題名のない音楽会から〜短調こそモーツアルトの真骨頂〜

日曜日の朝はときどき「題名のない音楽会」を観ています。黛敏郎が司会だった時分から視聴していますから、ずいぶん長寿番組になったものです。去年の10月に佐渡裕さんからバトンを引き継いだヴァイオリニストの五島龍さんが司会を務めています。今朝は、「…

没後100年宮川香山展〜超絶技巧を前に圧倒されます〜

週末、サントリー美術館で開催中の没後100年宮川香山展を訪れました。実際に宮川香山の作品を見るのは初めてです。図録の関連年表を見るかぎり、東京での回顧展の開催は30数年ぶりのようです。フライヤーのキャッチコピー「欧米を感嘆させた明治陶芸の名手」…

当尾の石仏をめぐる旅(3)〜浄瑠璃寺の春〜

当尾を訪れる時期は新緑の頃がベストかも知れません。岩船寺境内にあじさいが咲くまで待つ手もあります。ただ、浄瑠璃寺を終点と決めたときから選択肢は春しかありませんでした。堀辰雄の短い随筆『浄瑠璃寺の春』を追体験してみたかったからです。山門手前…

当尾の石仏をめぐる旅(2)

岩船寺門前を左へ折れて緩やかな坂道を上るコースを選択、山里の風情はさながら春の大和路です。岩船寺を起点にするとコース全体が下り坂になっているので楽かも知れません。石仏は山道に点在しているので、当尾エリアマップを見ながら順に巡礼することに。…

当尾の石仏をめぐる旅(1)

関東在住者で当尾という地名を聞いてピーンとくる方はかなりの少数派ではないでしょうか。当尾は<とうの>と読みます。南都を離れた僧侶がこの地に結んだ草庵が、やがて寺院へと姿を変えて塔の屋根を形成したことに由来する地名なのだそうです。この地域は…

美術ファン必見の「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」

巨匠フレデリック・ワイズマン監督の映画「ナショナル・ギャラリー 英国の至宝」を、最近、WOWOWオンラインで視聴することができました。昨年1月、Bunkamuraル・シネマで上映されたとき見逃してしまったのでいい機会でした。 この映画は、観客が普段窺い知る…

尼門跡寺院を訪ねて〜宝鏡寺・霊鑑寺〜

初日は人形寺とも百々御所とも呼ばれる宝鏡寺へ。開山は光厳天皇皇女、寺格は大聖寺に次いで第2位という由緒正しきお寺です。御所人形をはじめ数百体の人形が保存されていて、春は雛飾りを見ることができます。立雛、古今雛、有職雛などはここでしか拝むこと…

春宵一刻値千金〜2016年春の京都〜

桜の季節がやってくると、無性に京都を訪ねたくなります。サライ4月号の表紙の一節<春の京都は値千金>とは上手いキャッチフレーズではありませんか。そこかしこに桜の名所がある京都の春はまさに値千金です。今年も3月最終週に京都へ出掛けて、春の息吹を…

ブルジュ・ハリファの展望台”AT THE TOP”

ドバイに行った以上、世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファを目指さないわけにはいきません。早速、ホテルの最寄り駅でドバイメトロ全線1日乗り放題のNOLカード(RED)を22Dh払って買い求め、Burj Khalifa / Dubai Mall駅へ移動しました。同駅とドバイモール…