図書館の本を汚す行為に憤慨する!~本の汚れを発見したらどう対処すべきか?~

最近、図書館から借りてきた『アルプ 特集串田孫一』(2007年・山と渓谷社刊)の数箇所に傍線が引かれていました。紫色のペンで引かれているので、消しゴムで消すわけにもいきません(写真下)。当該図書は絶版になっていて稀覯本の類いに相当します。ちなみに本体価格は3200円、古書店のサイトでは5000円以上で売りに出されています。

借りてきた本に書込みしたり傍線を引いたりするなどもってのほかです。図書館のアルバイトを経験された方の投稿記事によれば、汚損や破損は現実問題として頻繁に起きているそうです。<破り取り>、<切り取り>、<マーカーを含めた書き込み>、<折り目>、<水濡れ>、<食べこぼし>、<よだれ>・・・うんざりするような悪行の数々に憤りが収まりません。

近日中に前述の本を武蔵野プレイス(図書館)に返却するつもりですが、もうひとつ気になることがあります。返却を受けた図書館側がこの傍線に気づいた場合、或いは次の借り手が気づいた場合、自分に嫌疑がかけられる虞が皆無ではないということです。勿論、図書館側も明白な証拠がなければ弁償などの責任追及は難しいわけで、何とも悩ましい状況です。

返却の都度、逐一、本のコンディションを細かくチェックする時間的余裕など図書館の職員は持ち合わせていないはずです。だからこそ、借り手の最低限のマナーとして、借りたときの状態で返却できるように、細心の注意を払って大切に扱うべきなのです。管理責任は返却時の自己申告にも及ぶはずです。万一、不注意で図書を汚してしまった場合、正直に申告する必要があります。

では、今回のように借りた本に何らかの汚損や破損を見つけた場合、返却時に図書館にその旨申告すべきかどうか、一度、図書館職員に問い合わせてみようと思っています。

アルプ―特集 串田孫一

アルプ―特集 串田孫一

  • 発売日: 2007/06/01
  • メディア: 単行本