LaQuaの熱波師たまちゃんが推奨する「ご機嫌退室」

去年は散々通ったLaQuaを数ヶ月ぶりに訪れました。昨年12月の値上げもあって少し足が遠のいていましたが、電気代やガス代の昨今の急騰を考えれば、新入館料3230円(旧:2900円)は受忍限度内だと思い直しました。新価格も決して不合理な設定ではありません。ベネフィット・ステーションの会員であればさらにお得な価格で入館できます。長居できるのあればコスパは上の部類ではないでしょうか。半日滞在してみて、改めて、設備や総合的なサービスにおいてLaQuaに勝るスパはないと確信しました。

LaQuaはサウナーにとって聖地そのものです。2回目(15;30~)のアウフグースで伝説の熱波師たまちゃんと初遭遇を果たしました。このときは黒縁メガネをされていました。名人芸のタオル廻しだけではなくトークで大いにサウナーを沸かせてくれます。初めてLaQuaアウフグースを体験したとき、攪拌された蒸気で背中が焼けつくような皮膚感覚に襲われました。知らずに常連の指定席である最上段に座ったのが災いしました。断言します。こればっかりは、どれだけ言葉を尽くしても、体験してみないことには分かりません。

約10分のアウフグースは3セット制です。1回目はやさしい風ですが、回を重ねるごとに熱波師が強い風を起こしていきます。サウナストーンで熱せられ蒸気となって拡散するアロマ水(お気に入りはスイートオレンジ+イランイランです)の香りが堪りません。1セット目の劈頭、たまちゃんが「ご機嫌なタイミングで退出して下さい」と参加したサウナーに声を掛けます。途中退室は残念な撤退どころか、たまちゃん曰く「早めに水風呂へ直行できる上、ととのい椅子を先行確保できる」からメリット大なのだと。たまちゃんのツィートにはこんな風に書かれています。確かにご機嫌のタイミングは人それぞれです。

アウフグースの各回(1日に4~6回)定員は25名。最多の回では9名(自分も含めて)がサウナハットを着用していました。スパのみならずサウナ併設の温泉付きホテルでもサウナハット姿の若者をよく見かけるようになりました。2019年のドラマ「サ道」を起爆剤にしたサウナブームは、一過性ではなく息の長いブームになりそうです。