新緑の大山で新調登山靴の履き馴らし

GW直前の週末、新調した登山靴の履き馴らしをしておこうと大山に向かいました。新宿から大山登山の拠点・小田急伊勢原駅まで快速急行で約1時間。乗車した5000系のオレンジ色の座席と木目調のフローリングはインパクト大で思わず車内の様子を撮影してしまいました。伊勢原駅北口から直行バスで終点・大山ケーブルバス停まで約20分。こま参道と呼ばれる参詣道には飲食店やお土産物屋が並び、とても風情があります。その上、山麓駅から大山ケーブルカーを利用して一気に標高を稼ぐことが出来るので、大山は家族連れに大変人気の山です。

この日はケーブルカーを利用しないので、小田急新宿駅で大山・丹沢フリーパスB(1560円)を購入しました。急遽思い立って出掛けたので、こま参道入口に着いたのは11時少し前。それでも都内からの日帰り登山は十分可能なのです。

新緑が目に鮮やかなこの季節、ひと際美しいのが中腹の大山寺に通じる石段の青もみじです。紅葉スポットは同時に新緑スポットなのですから。ケーブルカーを利用する場合は、大山寺駅で途中下車することをお薦めします。

阿夫利神社・下社でひと息入れて、阿夫利神社拝殿右脇の地下にある給水場に立ち寄ります。持参したチタンマグカップにご神水を注いで喉を潤しました。「神泉」と呼ばれる湧水で殖産・長命延寿の泉として知られています。

20丁目の富士見台からの富士山眺望は残念ながらお預けでした。大山山頂(1252m)に着いたのは13時過ぎ。登山開始時はロングスリーブ1枚では肌寒い感じでしたが、山頂に着いた頃には20℃くらいまで気温が上昇し、風もなく気持ちよくランチタイムを愉しめました。空を見上げれば、パラグライダーが滑空しています。

山頂からは見晴台を経て、急な石段の続く男坂経由で下山しました。履き下ろしたのはSCARPAの「メスカリートトレックGTX」。つま先に屈曲性があり履き心地は申し分ありません。しなやかな岩場でのグリップ力に優れており、今シーズンのアルプス登山で真価を発揮してくれそうです。