「ロウリュ」デビュー@<SPA LaQua>~想像以上に快適な施設でした!~

10数年ぶりに東京ドームシティの<SPA LaQua>を訪れました。開業当初(2003年5月)、会社帰りに何度か行ったきりですから、ずいぶんご無沙汰してしまいました。ここ数年、最高潮に達したかに見えるサウナブームを傍観しながら、自分が紛れもないサウナーだということに気づいたのはごく最近のことなのです。きっかけは、サウナブーム火付け役のひとり、タナカカツキさんの漫画『サ道』(既刊単行本全5巻)でした。バズワード「ととのった」の発案者はこのタナカさんです。

週2~3回、スポーツジムで汗を流した後、浴場のサウナを利用します。ドライサウナ(10分)→水風呂(2~5分)最低1セットがルーティン、そのときの気分で3セット繰り返すことも間々あります。この温冷交代浴によって得られるリラックス効果は、人それぞれですが、恍惚感や幸福感に近い感覚ではないでしょうか。その感覚を「ととのった」と称したタナカカツキさんも、サウナ体験は40歳手前で通い始めたスポーツジムから始まったそうです。正鵠を期すれば、「ととのう」ためにはサウナ→水風呂→外気浴(休憩)の3ステージが必要になります。自分が通うスポーツジムの浴場サウナには休憩用の椅子などありませんから、残念ながら「ととのう」ための必要十分条件は満たされません。それでも、水風呂(チラーがワークしていて17℃前後が理想)に浸かっていると、蓄積されたストレスが徐々に発散されていきますから魔訶不思議です。かなり以前から、「ととのう」に近い境地に達していたことは確かです。

スポーツジムやリゾートホテルにおけるサウナ歴に鑑みれば、自分も立派なベテランサウナーだと自負できます。なにせ、マイ・サウナハットやマイ・サウナマットを携行しているくらいですから。久しぶりに訪れた<SPA LaQua>は、『サ道』1巻目末尾に掲載されている<トッププロサウナーが選ぶととのいすぎちゃう全国のサウナ厳選50>に堂々ランクインしています(プロサウナーとは何?とツッコミたくなりますが抑えて)。都内ランクインサウナのなかでは、自宅からのアクセスがベストな施設なので、期待に胸を躍らせて入館しました。

専用エレベーターで6階へ。入館料は2900円+550円(土日祝日特定日割増)=3450円也。お目当てはフィンランド式サウナ入浴法として知られる「ロウリュ」。サウナストーンに直かにアロマ水をかけると熱い蒸気が発生し、一気に室内の温度が上昇、発汗が促されます。緊急事態宣言下、休止していたこのサービスが10月から再開。サウナ室に入るや否や芳しい香気が鼻腔を刺激します。1時間毎にスタッフが入室、盥に入ったアロマ水がなくなるまで数度に分けてサウナストーン上部にゆっくりと円弧を描くようにアロマ水をかけていきます。かけ終わったスタッフは拍手で労われます。一度目は下段に腰掛けていたので、ほとんど熱さを感じませんでした。ところが、2度目は最上段(写真下・赤丸位置の右上方)に腰を下ろしていたので、高温の水蒸気をまともに浴びて、1分足らずで退室を余儀なくされました。いままで経験したことのないような熱さを体表面すべてで受けとめたような感覚でした。階段から降りるときは、一瞬、その熱さが体表面を圧迫し焼けつくような痛みさえ伴いました。実に衝撃的な「ロウリュ」デビューでした。

男子風呂のセルフロウリュは休止中。フルサービスこそ享受できませんでしたが、100℃のオールドログ(ドライサウナ室)、海水から汲み上げた天然温泉、露天風呂、17℃と22度のふたつの水風呂、マッサージ浴など、多彩なメニューで滞在中十二分に愉しませてくれました。入館料に見合った賢い利用法は、5階にあるホテル並みのリラクゼーションスペース(2013年全面リニューアル・写真下)やエステなど浴場以外の館内ファシリティを有効活用することです。これなら、1日掛かりで訪れる価値ありと確信した次第です。