サウナーの合言葉は「ととのう」!

最近、俄かにサウナの魅力を発信する番組が増えています。根っからのサウナ愛好家(以下;サウナー)というわけではありませんが、スポーツジムや日帰り温泉では必ずサウナに入ります。90度前後のサウナで10分前後汗をかいたあと、水風呂に浸かる爽快感は格別です。政府の緊急事態宣言に伴い、ジム通いも日帰り温泉入浴もかれこれ2ヶ月近くご無沙汰ですから、ストレスは溜まる一方です。外出解禁となれば、一目散でご贔屓日帰り温泉へ直行するつもりです。

昨年は、漫画家・タナカカツキ氏が手掛けた“サウナの伝道漫画”をドラマ化した「サ道」(副題:マンガで読むサウナ道)が話題になりました。

今年になって、BS朝日が3/31からスタートした「サウナを愛でたい」の第2話を遅らばせながら視聴しました。ナレーション担当は女優の壇蜜さん、甘い囁きの癒し効果は抜群です。第2話に登場したのは、後楽園・スパラクーア(正式名称は東京ドーム天然温泉 Spa LaQua)。開業当時、何度か訪れたことがありますが、リニューアル(2017年)が奏功したのでしょうか、サウナ施設は目を瞠るほどの充実ぶりです。男性向けサウナは次の4種類です。

◎「オールドログ」と呼ばれる高温サウナ(100度)
◎「ヴェレ」(80度の中高温サウナ)
◎「ヴェルデンシュタイン」(*アウフグースサービス付き80度の中高温サウナ)
◎「コメア」(本格フィンランドサウナ)(セルフロウリュ)

アウフグース: ドイツ語で"コーヒーなどを沸き出す"という意味で、熱せられた石に水をかけて、蒸気を発生させ、タオルをスタッフが振り回し、ほどよい熱風をかけて一気に汗を吹き出させるプログラムのことです。

水風呂も温度差を設け、サウナー向けの17度とビギナー向けの22度とに分かれています。慣れてきたら水風呂は冷たいにかぎります。温冷交代浴こそ、サウナの醍醐味なのですから。

サウナーが究極のリラックス状態に達したとき、「ととのった」と宣うのだそうです。<サウナ室⇨水風呂⇨休憩>というサイクルを1セットを何度も繰り返すことで、最高のリラックス境地に達することができるというわけです。外気浴のための本格的な休憩スペースを備えるラクーアに俄然行きたくなりました(入館料は税込2900円)。

テレビ番組のほかにも、昨年アップリンク吉祥寺で上映していたドキュメンタリー映画「サウナのあるところ」(2010年製作・フィンランド)が気になっています。サウナといえば、フィンランド。550万人の人口に対して約300万個のサウナがあるそうです。湯船のある日本のお風呂に相当するのがフィンランドのサウナですから、その数は不思議ではありません。そして、フィンランドも裸入浴だと聞くと親近感を覚えます。こうして、身も心も解放させてくれるサウナの魅力を知ると、ますます虜になりそうです。