LaQuaのロウリュ&アウフグース全解説

「ただいま東京プラス」の恩恵に浴して、先週末もLaQua+ホテルライフでした。この日の夜、東京ドームでのコンサートが開催されるとあって、東京ドームホテルのエントランスはチェックイン前の宿泊者でごった返していました。待ち時間は2時間前後、それでも皆さん辛抱強く椅子にかけて待っています。日本人の行儀の良さにはほとほと感心させられます。2週間前ののときもそうでしたが、東京ドームでコンサートが開催される日の東京ドームシティ周辺の混雑ぶりは常軌を逸しています。

さて本題です。都内では屈指の人気を誇るスパLaQua(男性)には4つのサウナがあります。「アウフグース」が行われるのは「中高温サウナ ヴィルデンシュタイン」です。6階受付でプラスティック製の館内着引換証を受け取ったら、脱衣所手前のロッカー受付へ進み館内着と引き換え、このタイミングで「アウフグース」の申込みをします。抽選箱から番号の書かれたリストバンドを受け取ったら、開始5分前に「ヴィルデンシュタイン」前に集合します。アウフグースは2部制になっていて時間帯は次のとおりです。

第1部 14:30 15:30 16:30
第2部 18:30(土日祝のみ) 19:30 20:30 21:30

各回の定員は25人ですから週末の夕方はすぐに満席になってしまいます。早めに申し込んでおかないと折角のサービスを受けられません。但し、一度に複数回の申込みはできないので要注意です。

入場はリストバンドの番号順です。熱せられたサウナストーンにアロマウォーターが注がれるとジュージューと音を立てて蒸気が上昇します。この日のアロマウォーターは「アイランド」。ローズマリーベルガモットなど6種類の成分が含まれ、熱波師はこのアロマウォーターをバケツから3回に分けてサウナストーンにかけていきます。ここまでが「ロウリュ」です。立ち昇る香気が「ロウリュ」の最大の魅力で、疲弊した心身を優しく癒してくれます。LaQuaでは月単位で3種類のアロマウォーターを使い分けているそうです。

アウフグース」とは、熱したサウナストーンにアロマウォーターをかけ、蒸気を発生させたのち、タオルなどを使ってサウナ室中に蒸気を広げ、一人一人に向かって扇ぐことで、サウナの母国フィンランドではなくドイツ発祥のサービスです。

LaQuaではサウナハットを持参している人を多く見かけます。サウナハットには高温の蒸気が直接頭皮に当たるのを和らげる効果と共に髪の毛を保護する役割があります。サウナハットを被り鼻から口までタオルで覆っておけば、約10分間の「アウフグース」を最後まで楽しめます。1回目は優しい風ですが、2回目、3回目と強く煽られることで蒸気の対流が強くなっていくので、最後まで座っていられるのは参加者の半分くらいです。初心者は無理せず途中退出した方が賢明です。特にサウナストーン近くの最上段に座ると、皮膚が悲鳴を上げるくらい熱波が全身を襲います。

熱波師になりたくてスパLaQuaでバイトしている人が多いと聞きます。お師匠さん格のたまちゃんと呼ばれる方が有名ですが、風の送り方はそれぞれの熱波師が工夫して行うので、決まった送り方はありません。この日は熱波師IさんとYさんの回に参加しましたが、タオルを頭上で回すパフォーマンスを見せてくれるYさんには、参加者から何度も拍手が送られました。

アウフグース」の後は水風呂へ直行です。LaQuaのメインの水風呂は水温17℃、「ととのう」には最高の環境なのです。