炎天下の会津駒ヶ岳登頂〜中門岳へ稜線歩き(2019-8-9)

東京を4時に出発、東北自動車道経由、約3時間で駒ヶ岳沢登山口駐車場に到着。国道352線から進行方向右手に入り、10分弱です。20台程度駐車可能だそうですが、7時過ぎだったのですでに満車。少し下った路肩にスペースがあったので救われました。登山口バス停から歩くと30分、滝沢登山口駐車場スペース確保は激戦ですね。

沢登山口から山頂まで約1000m、樹林帯の急坂を抜けるまで息遣いが上がるので辛抱が必要です。気温はスタート時点で22度前後。30分進むともう汗びっしょりです。約1時間半で少し開けた水場に到着します。左手へ1〜2分下ると勢いよく清水が湧出しています。スノーピークのチタンマグで湧水を飲んだら生気が忽ち回復しました。会津駒ヶ岳登山の際はマグカップをお忘れなく!

先を進むと針葉樹林が増えて、後方の樹々の隙間から燧ケ岳が見えます。道端のヤクシソウ(薬師草・オニタビラコ)の黄色い花弁が印象的です。やがて、樹林が姿を消しササ原となり、その先に駒ノ小屋の三角屋根が見えてきます。ここまで来れば、almost job done。駒ノ大池に映り込んだ逆さ駒は最高の撮影スポットです。眼前のめざす会津駒ヶ岳の山頂を愛でながら、ベンチで昼食休憩が定番ではないでしょうか。お手洗いは駒ノ小屋の奥にあります。

ランチが済んだら、右手に満開のコバイケイソウ(数年単位の周期性があるようで今年の会津駒は当たり年!)を眺めながら山頂へ(0.7km)。百名山だけあって、山頂標識も立派です。ピークハンターの多くが山頂標識の前で記念撮影を楽しみにしているわけですから、山格に見合った山頂標識を見つけると心底報われた気がします。檜枝岐村が設置した立派なパノラマガイドも、周囲を見渡す上で実にヘルプフルです。福島県で最も高い一等三角点(点名:岩駒ケ岳)も見逃してはなりません。

東京からの日帰り組には少々厳しい行程ですが、会津駒ケ岳山頂から中門岳山頂(2.9km)へと続くなだらかな稜線歩きは外せません!晴天に恵まれると、後方燧ケ岳の2トップが誠にフォトジェニック。左手奥には奥只見湖が見えてきます。点在する池塘に映り込む雲はピクチャレスク、スマホでベストショットを狙うといいでしょう。中門大池も駒ノ大池と並ぶベスト撮影スポットです。ここでベンチに腰を下ろして、ぼんやりすると日常のストレスが癒されること、請け合いです。

下山後は、公共温泉「駒の湯」(入浴料:500円)がおススメです。燧ケ岳登山のときは「燧の湯」、会津駒ケ岳なら「駒の湯」にしましょう。逆さ駒ののれんをくぐれば、極上の硫黄泉が待っています。露天風呂の開放感は「燧の湯」より上かも知れません。