1泊2日尾瀬トレッキング(初日)

今年の尾瀬の山開きは5月21日でした。まだ残雪が目立つこの時期からいよいよミズバショウのシーズンが開幕します。残雪が緩むのを待って、6月5日(金)から1泊2日の行程でミズバショウを見ようと尾瀬に出掛けました。

昨年9月は草紅葉目当ての日帰りトレッキングだったので早朝4時自宅を車で出発、今回は尾瀬沼ヒュッテで1泊する予定を組んだので、1時間遅れの5時出発で一路尾瀬へ。

戸倉の第一駐車場には7:15に到着、週末を控えすでに8割方駐車場スペースが埋まっていました。乗合タクシーで鳩待峠に移動して、8:00にトレッキングを開始しました。初日の天気予報は晴れのち曇り、最高気温は23度前後だったでしょうか。


初日はこんな感じの行程でした。

8:00  鳩待峠出発
9:00  山の鼻ビジターセンター
10:25  牛首分岐
10:40  下ノ大堀川ミズバショウ群生地(添付写真のスポットです)
11:30  ランチ@弥四郎小屋

12:10  見晴出発
14:10  沼尻休憩所到着
16:00  尾瀬沼ヒュッテ到着〜入浴+夕食〜
19:00  尾瀬沼ビジターセンターのレクチャー(45分間)



初日は34130歩、正味の歩行時間は約6時間といったところでしょうか。事前にある程度覚悟していたものの、見晴(みはらし)から白砂峠を経て沼尻休憩所へ至る峠越えは、なかなか手強いルートでした。見晴と尾瀬沼では標高差で265メートルあります。最初の20分ほどは整備された木道を昇るだけですので拍子抜けするかも知れませんが、その先は急坂に変わり残雪も深いので、ペースはガタ落ちになります。泥濘や岩場を先人の足跡を頼りに進む格好となり、途中、ガイド付きツアーに参加した団体客数パーティと幾度も遭遇することに。お年寄りや初級者には厳しいルートなので、勢い交通渋滞が発生します。登りが優先ですが、こうしたルールを知らない人と道の譲り合いも暫し。ガイドにはツアー客を背負って山を昇り降りするだけの体力が必要なのだとか・・・ツアー客のなかには脱落する人もいたのではないでしょうか。

途中、雨にも降られましたが、険しいルートを越えると、お目当ての沼尻休憩所で一服。長蔵小屋が経営するこの休憩所からの尾瀬沼の眺めは最高です。名物天然水コーヒー(350円でとってもリーズナブル)の美味しかったこと。

この日は夕方から雨。団体客が押し寄せる前に定員僅か7名の風呂に浸かり、17時過ぎには夕食がスタートします。山小屋の消灯は21時、翌朝は夜明けと共にチェックアウトする客もいますので、朝食も6時からと早めです。

夕食後、ヒュッテのそばにある尾瀬沼ビジターセンターのレクチャー(約45分)に参加しました。レクチャーで知った尾瀬トリヴィアは次回にご披露します。