国営昭和記念公園|ソメイヨシノと彩り鮮やかなチューリップの競演

今年の都内のサクラの開花は3月14日、満開が3月24日でした。観測史上最速タイというオマケ付き。ソメイヨシノは1週間程度で徐々に散り始めます。吉祥寺・三鷹界隈のソメイヨシノは、すでに葉桜まじりになっています。

新年度入りした4月1日(土)、初夏のような陽気に誘われて、4年ぶりに国営昭和記念公園に向かいました。開園時間の9:30には気温は20℃超え、駐車場入口に長蛇の車列が出来上がります。早めに現地に向かって正解でした。駐車場の混雑に巻き込まれたくなければ、中央線に乗車して西立川駅で下車すると便利です。上野恩賜公園井の頭恩賜公園は馴染みがあっても、都心の住民は、案外、国営昭和記念公園を知らなかったりします。都内に住んでいながら、一度も訪れたことがないという友人も少なくありません。全国見渡しても16カ所しかない国営公園は大変珍しい存在なのです。

立川飛行場跡地に作られた国営昭和記念公園の敷地面積は165ha、東京ドーム35個分という広大さです。入場料は大人450円、シルバー世代(65歳以上)なら210円という格安設定ですから、過ごし易い春や秋には大勢の人が訪れます。お弁当持参でたっぷり1日費やしても飽きることはありません。

この季節なら、ソメイヨシノと彩り鮮やかなチューリップの競演を楽しめます。「みんなの原っぱ」と呼ばれる中心エリアの北西端に1500本ほどのサクラが植栽されています。吉祥寺あたりと比べると海抜が40m以上高いせいでしょうか、こちらのサクラは満開でした。ソメイヨシノのほかにシダレザクラヤマザクラも楽しめます。「みんなの原っぱ」には、シンボルツリーの大ケヤキをはじめ、独立大木が数本あります。園内を隈なく歩いたあとは、ヒマヤラスギの木陰に陣取って、お花見ランチに興じました。満開の24日以降、ぐずついた天気が続き、お花見を諦めかけていた我が家にとって、望外の1日になりました。