ワクチン難民になりかけた我が家のワクチン接種事情

我が家に市から接種券が届いたのは6月末のこと。願わくば、集団免疫獲得まで急拵えのワクチン接種をせずに済ませられないかと、虫のいいことを考えていました。このように、集団の利益に<タダ乗り>しようとする輩をフリーライダー(free rider)と呼びます。ワクチンは無料接種ですので<タダ乗り>と言い切るには語弊のあるところですが、日本で投与されているワクチン3種はいずれも昨年開発されたばかりで、効果はともかく副反応は未知数と言わざるを得ません。極論すれば、新型コロナウイルスに効くとされるワクチンを接種することは人体実験に協力することと同義なのです。先行してワクチンを接種した人が増えるにつれて副反応のデータは蓄積されていくので、後続者が間接的に享受する利益も時間の経過とともに増大します。

そんなことを考えているうちに、新規感染者の9割以上が感染力の高いデルタ株と推定されるという報道がなされるようになり、東京の感染者数は激増し、8月13日に陽性者は過去最高の5773人に達しました。検査が追いつかず、実態はもっと多いのではないかと指摘されています(以下:立憲今井議員vs尾身会長)。さらに、飛沫感染だけではなく空気感染やエアロゾル感染の可能性も指摘されるようになったので、俄かに危機感が募ってきました。

立憲民主党今井雅人衆院議員:「検査が限定的なので見つけられていないだけで、感染者は実はもっと多い可能性があると、私は思うのですが?」

政府分科会・尾身茂会長:「ご指摘の点はあると思います。検査の陽性率がこれだけ高いということは、検査の供給体制が間に合っていないことが間違いなくある。実際に報告されたよりも実態の感染者はもう少し多いと思う」

こんな状況ですから、最近はお盆に墓参りしたくらいで外出自粛を徹底し、巣篭り生活を続けています。スポーツジムは1ヵ月以上お休みしているので、生活ペースが崩れ運動不足も気になってきました。ジム通いとサウナ+水風呂(エクササイズ後の愉しみ)が恋しくなってきたので、フリーライダー作戦を諦め、今日から再開した個別接種の予約をすることにしました。

先週から再開した集団接種9200人分のインターネット予約は瞬間蒸発だったそうです。案の定、個別接種予約の方も大激戦で9:30から何十回掛けても電話は繋がりません。かかる事態を想定していた妻が最寄りの医院に足を運んでくれたお蔭で、無事、ふたり分の予約(ファイザー社製)を受けつけて貰えました。自治体の接種開始日から遅れること約2ヵ月、1回目接種は8/25、2回目は9/15ということになりました。個別接種の場合、通院者にかぎる医院やクリニックも散見されるので要注意です。

ワクチン難民必至の状況だっただけにホッと胸を撫で下ろしています。各自治体の接種状況はHPで公表されているので、まだ接種未了で心配な方は進捗状況を確認しておくといいでしょう。