登山靴のメンテナンスを抜かりなく!

長い梅雨が明けて待ちに待った夏山シーズンの始まりました。山の日を控えた三連休を利用して谷川岳に登りました。コロナ禍直前2月の寶登山以来の山登りになります。ところが、天気予報に見事に裏切られ、関越自動車道を進むにつれどんよりとした曇り空が拡がり、ロープウエィで登山口に辿りつくや雨が降り出しました。致し方ないので、雨具を身に着け、山行の半分は雨天との格闘になりました。写真(下)はスニーカーに雨傘という信じられないような軽装で前を行く登山客です。

双耳峰のひとつ頂きオキの耳を後にする頃から天候が回復し、すっかり溜飲を下げて爽快な下山と相成りました。翌日、少し筋肉痛の残るなか、久しぶりに登山靴のお手入れをしました。雨天の登山の後は決まって、アウトソール(靴底)には土砂がこびりついているので、水洗いをしながらブラシで丁寧に取り除いていきます。過度に摩耗した自家用車のタイヤ同様、土砂の詰まったアウトソールは危険極まりません。手入れの際、手抜きをしないようにしています。

次に大切なポイントは、使用するたびに中敷きを取り出し、汚れを落として乾燥させることです。今回、靴ひもはさほど汚れていなかったので洗濯は無用でした。

汚れが落ちたら、風通しのいい日陰で2~3日かけて乾燥させます。乾燥が済んだら撥水処理をして完了です。モンベルのHPには<登山靴のメンテナンス>と題して詳しいお手入れの方法が紹介されています。登山のインターバルが長くなると、こうした大切なメンテルーティンの細部を忘れがちです。登山靴を適度に使用して足に馴らすことも忘れてはなりません。最も重要な登山ギア<登山靴>を日頃から労わってこそ、安全で快適な登山が保障されることを肝に銘じた次第です。

https://support.montbell.jp/common/system/information/disp.php?c=7&id=8