ブルーマウンテンNO1は鮮度が命|

家内からバースデーにブルーマウンテンNO1をプレゼントされました。カリタのナイスカットミルで豆を挽いてモーニングコーヒーを淹れるのが日課です。我が家のキャニスターにはマウンテンモカが収まっているのですが、ブルーマウンテンの誘惑には勝てそうにありません。

ブルーマウンテンは言わずと知れたジャマイカ・マウンテン山脈の一部高地で生産される最高級コーヒー豆のこと(80%が日本に輸出されているとも言われています)。ジャマイカ政府が厳しい品質管理を行っていることも、声価を高めるのに一役買っています。

最高級のコーヒー豆に敬意を表して、早速『サントリー南アルプスの天然水』(硬度30の軟水)を沸かすことに。コーヒーカップもコーヒーサーバーもあらかじめ温めておきます。一番悩んだのは挽くときの粗さ、ミルの目盛は中粗より粗めの5に合わせました。あとは普段の手順どおり、ペーパーフィルターを湿らし、挽いた豆を20秒前後蒸らしてから、少しづつ熱湯を注ぎました。

ブルーマウンテンの最大の特徴は、苦味・酸味・甘味・コクのすべてが均等に調和している点だと言われます。雑味のない軽やかな味わいはそこそこ満足いくものでしたが、今回は肝心の豊かな香りがまったく感じられません。豆を挽けば必ずダイニング全体にいい香りが漂うものですが、それがありません。ドリップしても上部が盛り上がらないのは、明らかに豆の酸化が進んでいる証拠です。

コーヒー豆は焙煎直後から酸化が進むので、飲み頃はせいぜい焙煎3日目から2週間以内とされます。高価なブルーマウンテンの回転率はそれほど高くないので、ひょっとしたら焙煎から時間が経ち過ぎて、鮮度が劣化していたのでしょう。お店で焙煎日を確認することは普段はしませんが、高価なブルーマウンテンNO1を買うときは要注意です。

次回は、自腹で、生豆を焙煎してくれる近所のカフェでブルーマウンテンNO1(あったかな?)を調達して、比較してみようと思います。また、注文後にコーヒー豆を焙煎し、自宅に届けてくれる土居珈琲や堀口珈琲のような専門店の利用も一考する余地がありそうです。