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現代カンボジア事情(2)〜日本の経済的援助〜

ここ数年、ニュースを賑わしたカンボジアの話題と言えば、2016年にカンボジア代表としてリオ・オリンピックにマラソン選手として出場した猫ひろしや、2018年8月に事実上カンボジアの代表監督兼GMに就任した本田圭祐選手のことを思い浮かべます。彼らは途上国に目を背けがちな典型的な日本人とは対照的に、広い視野を持っているように思います。

そもそも、カンボジアに平和が訪れたのは、1991 年にパリ和平協定が内戦の当事者間で調印されてからのことです。多くの人命を奪った内戦からカンボジアが復興できるよう、早くから手を差し伸べたのは他ならぬ日本です。インフラ整備等の経済的な協力だけで なく、明石康氏が国連カンボジア暫定統治機構のトップを務め、1992年に陸上自衛隊(施設大隊約220名)が初の国連平和維持活動(PKO)のために現地派遣されたことは、まだ記憶に新しい出来事です。こうした地道な支援とカンボジアに対するコミットメントの賜物なのか、カンボジアの人々は親日的だと言われます。

さらに、上智大学学長も歴任した石澤良昭氏が率いる同大アンコール遺跡国際調査団が、1996年から2007年まで11年をかけて、アンコールワットの西参道東側の修復を完了し、2016年からはAPSARA機構と協力して2020年完成を目指して、第2期西参道修復プロジェクトに取り組んでいることを、現地の掲示板(写真の赤でハイライトした部分が現在修復中の箇所です)で知りました。日本の政府開発援助による支援も行われています。カンボジアの政府開発援助の約20%は日本から。日本はカンボジアにとって最大の開発援助国なのです。

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500リエル(Riel)(日本円で約14円)紙幣の左側には、メコン川に2001年に架けられた全長1360mの「きずな橋」が描かれ、右下のモニュメントには日章旗が描かれています。カンボジアの紙幣に日の丸!橋を渡ろうとしている手前の車は日産ジュークだそうです。カンボジアを初めて訪れ、日本とカンボジアの強い絆をこの眼で確認できたことが今回の旅の大きな収穫のひとつでした。