紗理&市原ひかり@SOMETIME


昨夜は、地元老舗ジャズクラブSOMETIMEでスペシャルライブを愉しんできました。VOの紗理さん(お父さんは山下洋輔トリオのひとり中村誠一さんです)とトランぺッターの市原ひかりさんが共演するとあって、会場は満席でした。ピア二ストの鍵盤捌きが見えるお気に入りの2階席に陣取り、キリンラガービールを飲みながら開演を待つことに。

開演1時間前に開場するので早めに着席してアルコールと軽食を摂るのが習いというもの。ボトルキープしている常連組はピアノの後方に陣取って、ジョニ黒をチビチビやっています。期待に胸を膨らませながら、観客は思い思いに談笑しています。開演前のこの雰囲気もライブの楽しみのひとつです。


この日の主役はジャズウーマンふたり、中年男性トリオと違ってステージが断然華やぎます。ピアノとベースの男性ふたりは引立て役に徹してふたりを盛り上げます。聞き慣れたナンバーから懐かしいカーペンターズのジャズアレンジ曲まで。トークを交えながら軽快にセッションが続きます。まるでジャムセッションのようなステージでした。

ラストは、"Haven't we met"という初めて聞くナンバー。Kenny Rankinさんの原曲をひかりさんがジャズ風にアレンジしたのだそうです。雨が降って傘がぶつかって、すみません、どこかでお会いしませんでしたか?・・・なんて梅雨どきにぴったりの歌詞ではありませんか。

I've ordered some sunshine with showers
And I've got my scenery set
Right there with a thump our umbrellas gonna bump
And I say, Yeah, Pardon me, Haven't we met?