戦後70年を検証する〜NHKスペシャル・戦後70年ニッポンの肖像〜

明けましておめでとうございます。読者のみなさん、今年もよろしくお願い致します。

元日の昨日は、テレ朝のライブで富士山のご来光を仰ぐことからスタート。雲が邪魔をして予定より10分以上待たされましたが、テレビを通して、神々しい初日の出を見られれてちょっぴり幸せな気分を味わいました。

例年より早めに初詣を済ませ家路につくと、初雪が舞い始めました。早朝の青空はいつしか鈍重な曇り空に。何とかやり過ごした昨年後半同様、今年も波乱含みの1年になりそうな気配を感じています。ウクライナ情勢やギリシャの政局混迷、下げ止まらない原油安とルーブル暴落・・・・内外の政局には一層の注意を払っていかないと、足元を掬われかねません。乱高下する相場と今年も文字通り格闘することになりそうです。

元日のNHKスペシャル「戦後70年 ニッポンの肖像 プロローグ私たちはどう生きてきたのか」は、なかなかいい企画でした。ゲストスピーカーのタモリのコメントには特に感心させられました。日本人は自分と対話するのが苦手だから外に向かって叱咤激励する(がむしゃらに働く)という類の発言をなさっていましたが、その通りだと思います。ユーフォリア(陶酔的熱狂状態)に陥った状況下にあって流れに棹さすことが如何に困難なことか、戦後史は如実に物語ってくれます。高度経済成長と公害、安保闘争と学生のノンポリ化、バブル経済の崩壊と喪われた20年、原発推進東日本大震災福島原発問題)・・・・枚挙に暇がありません。堺雅人さんは明治の廃仏毀釈を例に日本人はリセットしたがる民族だと発言されていましたが、同感です。4月からスタートする「戦後70年 ニッポンの肖像」という番組もじっくり視聴させてもらうつもりです。

2015年の今年は終戦から70年目にあたります。終戦記念日に向けて、当ブログでも折節自分史も交えながら戦後70年を検証していこうと思っています。