2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

高麗屋三代同時襲名興行の口上を愉しむ(2018年壽初春大歌舞伎)

1月24日の夜の部の華は何といっても高麗屋三代同時襲名の口上でした。舞台に22人の歌舞伎役者が横一列に並んだ景色は壮観です。初日や千穐楽ではありませんでしたが、列座された歌舞伎役者ひとりひとりからユーモア溢れる口上をたっぷり聞くことができました…

「北斎とジャポニスム」展は北斎へのオマージュだ!

「北斎とジャポニスム」展の会期もいよいよ今週末まで。すでに来場者は30万人を超えたといいますから大変な盛況ぶりです。展覧会のサブタイトルは「HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」、会場に足を運ぶと、文字どおり、葛飾北斎の浮世絵が西洋の美術、建築、音楽な…

高麗屋三代同時襲名という奇蹟

今週は待ちに待った歌舞伎座ウィーク!開場130年を迎えた歌舞伎座の幕開けを高麗屋三代同時襲名が飾るとはこんなめでたいことがあるでしょうか。親・子・孫の三代同時襲名は、歌舞伎界で実に37年ぶり、しかも高麗屋にとっては2代続けとなる慶事なのです。男…

2017年天皇誕生日の一般参賀

今上天皇のご退位が2019年(平成31年4月末)に本決まり、平成の御世もあと一年余り。皇太子一家がどちらかというと内向きな印象を与えがちなのに対し、天皇皇后両陛下の過去30年間の歩みを振り返れば、一度は天皇誕生日に一般参賀しお慶び申し上げたいという思…

嬉しい頂きもの〜空也もなか〜

昨夜、ボランティア仲間の女性から「空也もなか」が手に入ったと嬉しい電話がありました。予約しないと手に入らない東京の代表的なお土産のひとつですから、取るものも取り敢えず自転車を飛ばして女性宅を訪れ、受け取って参りました。実はこれには裏話があ…

「阿留辺幾夜宇和(あるべきやうわ)」〜明恵上人遺訓から〜

高山寺石水院の壁に「阿留辺幾夜宇和(あるべきやうわ)」と題された掛板が掲げられています。その言葉に続けて、夕方から早朝にかけて修行僧として守るべき行儀作法が事細かに記されています。新年になって、白洲正子さんの『明恵上人愛蔵版』を読み返して…

今年の抱負〜2018年年頭所感〜

新年明けましておめでとうございます。2018年はどんな一年になるのでしょうか?世過ぎ身過ぎにあたっては、戌笑うといいますから、相場格言のアノマリーどおり、相場が活気づいて笑いが止まらないような一年に期待しています。2017年は、ビジネスダイアリー…