ミレーの定番バックパック「サースフェー」|修理の依頼から完了まで

先月、御嶽山登山中に愛用バックパック(2020年発売のミレーサースフェー30+5 ヘザー)の左ショルダーストラップ上部から解れた糸が垂れ下がっていることに気づきました。下山後、破損個所(写真・下の赤丸部分)を調べてみると、バックパック本体に緊結されていなければならないストラップが外れているではありませんか。製造過程でプラスティックのベルトに巻きつけられ固定されていたはずの短いストラップ(背面写真・参照)が本体根元から露出し、写真のように、糸がすっかり解れている状態でした。

荷重を支える最重要部分ですから、早速、製造元のミレー・マウンテン・グループ・ジャパン株式会社・カスタマーサービスに、破損個所の写真を添えて、メールで問い合わせました。2年の保証期間を経過していたので有償修理は覚悟の上です。翌日、有償(修理代金2750円+配送費自己負担)で修理可能だと返信があったので、宅配便で直ちに修理依頼品を発送しました。法外な修理費用を請求されるくらいなら買い替えするつもりでしたが、幸い、リーズナブルな費用で修理可能だと分かりホッとしました。主たる原因は縫製不備ではないかと推測しています。登山ギアの強度不足は命の危険に関わりますので、経年劣化リスクにはもっと敏感であるべきでした。修理対応は迅速かつ誠実でしたので、ミレー製品愛用者としては、胸を撫で下ろしているところです。登山ギアに限らず道具全般は、手入れを怠らず修理しながら長く使いたい口なので、今回のメーカー対応には満足しています。

以下、メールでの修理依頼から修理終了までのプロセスです。発送日から起算して修理に要した日数は19日になります。ミレーによれば、修理期間の目安は3週間だそうです。

8月20日 メール問い合わせ

8月22日 メール返信(修理可能・修理費用見積もり税込2750円)

      修理依頼品の発送(発送費用は自己負担)

9月9日 修理依頼品の受領(着払いで配送費は自己負担・修理代金は別途銀行振込み)

修理完了のご案内には取り外された旧いストラップが同封されていました。

延べ3年、使用してきた愛着のあるバックパックですから、これからも大切に使っていこうと思っています。バックパックに限らず、修理必要箇所を見つけたら、間髪入れずメーカーに問い合わせてみるべきです。メーカーの対応如何で信頼に足る商品かどうかが分かるはずです。そして、登山ギアの日常的なお手入れは云うまでもありませんが、下山後、登山靴やトレッキングポール等に加え、(今回の教訓として)バックパックの総点検(特にショルダーハーネスやウェストハーネス)も欠かさずすべきだと感じています。