「Coke ON ウォーク」を使った一石二鳥の健康増進法

来月でサービス(リリース)開始から7年目を迎える日本コカ・コーラ社提供のアプリ「Coke ON」をご存じでしょうか。昨年9月時点でダウンロード数4000万超えと伝えられていますので、モンスター級の国民的アプリと呼んで差し支えないでしょう。一方、アプリ内のサービスが年々進化を遂げているので、多岐にわたる利用方法に対する認知度は世代によって大きな乖離があるように思えます。

今回、取り上げたいのは2018年に導入された歩くだけでドリンクがもらえる「Coke ON ウォーク」(サービス開始:2018年~)です。このサービスはスマホ歩数計と連動していて、月曜日から日曜日までの1週間単位で目標設定した歩数を達成するとスタンプ1個を獲得できます。設定可能な最低ミッションは1日5000歩ですから、1週間で累計35000歩達成すればスタンプ1個ゲットです。1週間35000歩なら通勤・通学で楽勝達成できるレベルですね。このスタンプを15個集めれば、Bluetoothで「Coke ON」対応自販機と接続し、好きなドリンク1本と引き換えることができます。無料で好きなドリンク1本獲得するのに必要な月数は3.75ヵ月。

ずいぶん時間がかかるじゃないかと思われるかも知れませんが、コカ・コーラの対応自販機で身銭を切ってPBを購入した場合もスタンプ1個が加算されます。PayPay等のキャッシュレス決済が可能です。さらにキャンペーン期間中だと、写真(上)のように「ジョージア」1本有料購入でスタンプ2個が加算され。おまけに1本無料で貰える90日間有効のドリンクチケットがアプリ上で付与されます。つまり、100円の缶コーヒー・ジョージアを購入し、無料チケットを使って単価の高い「綾鷹」(160円)や「CHILLOUT」(210円)と引き換えれば、計4個のスタンプが加算されるというわけです。スーパーやコンビニでコカ・コーラ社製品を購入した場合にも、バーコードをスキャンしてスタンプが加算される期間限定キャンペーンが随時開催されています。

自宅から徒歩数分の交差点角に対応自販機(マイ自販機に設定しています)が設置されています。外出先なら、アプリの位置情報から対応自販機を探すこともできます。アプリさえダウンロードしておけば、歩数を自動的に記録し、ドリンク1本無料進呈の恩恵に預かれるのです。身近な自販機をインタラクティブな「小売店」と看做し、サントリーなど競合他社を圧倒するコカ・コーラ社のDX販売戦略には舌を巻くしかありません。

対応自販機と上手く繋がらないことも多々ありますので、スマホIOSやアプリ自体がアップデートされているか確認しておくといいでしょう。