蠟梅(ロウバイ)に誘われて

<明けましてましておめでとうございます。神代植物公園は明日2日から開園します。冬ぼたん、サザンカやツバキ、ロウバイが見頃になってきました。2、3日は新春コンサートで皆様をお迎えする予定です。景色の中の彩は少なくなり、冬本番。園内の散策にはどうぞ暖かくしてお出かけください。>

こんなツイッターメッセージを見つけ、1/4(土)にロウバイ見たさに神代植物公園を訪れました。元日に初詣で深大寺を訪れたばかりですが、神代植物公園第二駐車場は参詣者の車列で依然賑わっていました。それにしても、現地の開花情報がリアルタイムで入手できるとは、便利な時代になったものです。

冬の植物園は枯れ木が目立ち何となく淋しいものです。そんな殺風景な公園にひと足早く初春の彩りと香りを届けてくれるのがロウバイです。漢字を当てると、蠟梅となります。その名のとおり、半透明でツヤのある黄色い花弁がまるで蠟細工の如。

深大寺門から入場し右手へ進み、神代小橋を渡るとウメ園が現れます。ウメはまだまだ小さな蕾状態。その先の日当たりのいい場所へ進むと、鼻腔を刺激する甘い芳香とともに黄色い花弁をつけたロウバイが出迎えてくれました。

中国では、ウメ、ツバキ、スイセンとともに「雪中の四花」に数えられるロウバイ。英語名は”Winter Sweet”。新春を寿ぐかのようにウメに先駆け開花するロウバイ、素心蠟梅や満月蠟梅といった園芸品種もあって、妻と相談の上、今年は自宅の庭に植えてみようということになりました。

餓鬼という俳号を有する芥川龍之介に蠟梅を詠んだ句が二つもあります。ご紹介しておきます。

蠟梅や雪うち透す枝のたけ

蠟梅や枝まばらなる時雨ぞら