3月8日は「ミモザの日」、イタリアでは男性が女性に感謝の気持ちを込めてミモザをプレゼントに贈る習慣があるのだそうです。ホワイトデーに近いイベントかと思いきや、ミモザを贈られる女性の年齢は不問、母親や祖母も対象になるのだとか。
我が家にも玄関の左脇にシンボルツリーのミモザが植わっています。6年前、背丈わずか2メートル足らずだった苗木が、今や6〜7メートの大木に成長してくれました。ミモザは成長が早い代わりに根が深く張らないので、台風シーズンには支柱に縛ったりとケアが欠かせません。日本ではミモザという名前がいつの間にか定着したようですが、実はミモザの和名はオジギソウです。葉や花の形がオジギソウに似ているので、イギリスで誤ってミモザと呼ばれるようになったのがそのキッカケと云われています。属名はアカシア属(マメ科)、ミモザアカシアと呼ぶのが適当かも知れません。
毎年この時期になると、ご近所さんのミモザがたわわに黄色い花を咲かせるのに、我が家のミモザは花つきがよくありません。鮮やかな黄色い花をたっぷりつけるフサアカシアではなく、プルプレアという園芸品種だからです。家内がライムストーンの外壁に黄色いミモザは似合わないと、若葉と新梢が赤紫色になる珍しい品種を選びました。ご近所のミモザ(写真下:紅梅とのコントラストが見事です)をときどき羨ましく思うこともありますが、四季を通して葉が密集しているプルプレアの存在感は抜群です。赤紫の葉っぱが伸びてくると春はもうすぐです。