中園ミホさん

毎週土曜日の"be on Saturday"(朝日新聞)に掲載される<逆風満帆>を愛読しています。今週は脚本家の中園ミホさんのインタビューが紹介されています。一度、南青山で同業の大石静さんとご一緒のところ、名刺交換させて頂いたことがあります。現在TV朝日系列で放映中の「ナサケの女」は中園さんの作品です。毎週録画して深夜に楽しんでいます。型破りの国税査察官松平松子を演じる米倉涼子さんが毎回シャウトする「脱税するヤツは日本の道路を歩くな」という台詞は痛快です。視聴率も今期のドラマでは上々の滑り出しの17.6%だそうです。中園脚本では篠原涼子さんが主演した「ハケンの品格」も大好きなドラマでした。そんな今をときめく売れっ子脚本家が自信作で思ったような視聴率が取れなかった頃に「文学という夢で食えるか」と題したシンポに参加して<真っ暗な気持ちでここに座っている>と発言したことをbeで知りました。胃がキリキリ痛むようなプレッシャーの中でドラマを送り出す脚本家の心中に視聴者も思いを馳せる時があっていいのかも知れません。

ゴースト もういちど抱きしめたい (集英社文庫)

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