終の棲家青山霊園にも秋の気配


東京都公園協会から青山霊園の当選通知書が送られてきました。8月下旬に都庁の掲示板で当落自体は確認出来るのですがこの当選通知書が届くまで許可予定施設(墓所の区画)は知らされないことになっています。明後日からお彼岸の入りでお墓参りをする人が増えると思い、午前中に割り当てられた区画を確認しておこうと青山霊園に出掛けました。管理事務所で受け取った案内図を頼りに通知書に記載された見慣れない符号を探すこと半時、ようやく目指す区画にたどり着きました。半坪ほどに細分化された16区画はロープで仕切られそこには整然と立て札が並んでいました。澄み切った秋空を見上げれば六本木ヒルズ東京ミッドタウンが迫ってきます。そんな都心の一等地にありながら26ヘクタール超の面積を占める青山霊園は武蔵野の面影を湛えていて緑被率は59%に及ぶそうです。港区の緑被率が19%足らずですから都会のオアシスに他なりません。中央交差点から四方に拡がる霊園は起伏に富んだ台地にあり傾斜地にも墓所が点在します。幸い割り当てられた区画は申し分ない場所でしたので次の審査に駒を進めようと心に決めました。外苑前銀杏並木通りのRoyal Garden Cafeでパスタランチを食べた後、折角の機会ですので霊園内を散策して『坂の上の雲』の主人公秋山好古や『死霊』の般若豊埴谷雄高)のお墓参りをしてきました。来春、ソメイヨシノが咲く頃にはいよいよ終の棲家が誕生します。