乳酸菌飲料全般が好みで、定番商品「ヤクルト」をはじめ種類豊富な「カルピス」や「カルピスソーダ」も愛飲しています。明治の宅配で週2回、宅配専用R-1が自宅に届きます。
株式会社ヤクルト本社は2007年に味の素傘下となり、現在はアサヒグループHLDGSの一員です。昨年4月5日から全国販売を開始した「Yakult1000」がずっと気になっていたのですが、とうとう、オートキャンプ場へ向かう途中で立ち寄った埼玉県地盤のスーパー「ヤオコー」で発見しました。探しあぐねていた商品を発見したときの歓びはなかなか言葉になりません。スーパーやコンビニを訪れたときは在庫がないかチェックするのが習慣になっていたのですが、都内では空振りの連続でした。棚の表示すら見たことがありません。
ややこしい話になりますが、ヤクルトレディを通して買う宅配専用商品が「Yakult1000」、少し遅れて店頭用に昨年10月から投入されたのが「Y1000」です。いずれも、商品名がアルファベット表記になっています。売り文句の<ヤクルト史上最高密度の1mℓ当たり10億個>の生きたまま腸内に到達する乳酸菌「シロタ株」が入っている点に違いはありません。「シロタ株」は、ヤクルトの創始者にして医学博士の代田稔さんに因んで命名されたもので、いうまでもなく、「ヤクルト」の屋台骨を支える主力商品の機能性関与成分です。昔から腸内環境を整える機能があることは承知していましたが、高密度になるとストレス緩和や睡眠の質を高める効果があるとは初耳です。写真(下・右)のように、店頭用(容量110ml)は視認性を高めるために少し背が高くてスリムなパッケージになっています。味は甘さのきつい昔ながらの「ヤクルト」よりもあっさりした印象で、店頭用は110mlと飲み応えがあります。市販されている「ヤクルト」は量が少ない気がしてついつい2~3本飲んでしまうのですが、ちょうどいい分量です。
「ヤクルト」はいい意味での定番商品。カロリーカットは時代のニーズとしても、「ヤクルト」1本に含まれる「シロタ株」を劇的に増やした新商品を開発し続けていたとは目から鱗でした。数の上では市販されている「ヤクルト400(80ml)」に含まれる「シロタ株」は400億個ですから、1000億個の「Yakult1000」と同等の効果を得ようとすれば「ヤクルト400」を2.5本飲めばいいように思うのですが、「ヤクルト」の開発担当者曰く、「ヤクルト400」のような高菌数商品を開発するのに約20年。「ヤクルト1000」はそれ以上の開発期間をかけた異次元の商品と理解すべきなのでしょう。中央自動車道下りを八王子ICに向かって走ると、右手におしゃれなオーバル外観のヤクルト中央研究所(国立市)の建物が見えます。日夜、この研究所のなかで新商品の開発が行われているのですね。
「ヤクルト届けてネット」の新規申込は受付休止のままです。再開したら、宅配を試してみようと考えています。